新型コロナウィルスの蔓延により、世界中の株価は一時的に急降下しました。
イデコ(iDeCo)の運用状況はコロナ禍でどのように変化していたのでしょうか?
イデコの運用状況をご紹介します。
これからイデコの運用を考えている方は是非参考にしてくださいね。
イデコはコロナショックの後どうなったか?
イデコはコロナショックでどうなったのでしょうか?
コロナショックの後どうなったのでしょうか?
運用状況の推移をご紹介します。
コロナショックで大幅マイナス

コロナショックと呼ばれる世界的な株価下落は、2020年2月~3月にかけて起こりました。
2020年3月12日にはNYダウ平均株価2352ドル安と1日の下げ幅が過去最大を記録。
連動するように投資信託銘柄も軒並み下落し、最大で20.0%近くの下げ幅がありました。
1月時点では+10.0%の運用益だったので、相当な落ち込みであったといえます。
2か月で30.0%近く落としたことになります。
最新運用状況


2020年7月の最新運用状況です。
運用損失がマイナス20.0%近くまでいっていたことを、よく戻したというところです。
海外REIT以外はプラ転(プラスに転じる)しています。
コロナショックはもっと長期的なマイナスが発生するかと不安を感じていた方も少なくなかったはずです。
リーマンショックのような大幅下落からの様相がありましたが株価は戻しています。
今後の流れは不透明ではありますが、コロナショックの後は3か月かけて持ち直してきて±0というところまできているのが現状です。
ポートフォリオ


イデコはインデックス投信を中心に分散投資が基本です。
日本株・外国株はコロナショックで大きな下落を見せましたが、持ち直してきています。
しかし外国REIT(不動産投資信託)は依然として、15.0%近くの大きな損失を抱えています。
これにより全体的にも含み損の状態となっています。
外国REITに全投資していたら、大きな含み損を抱えていたことでしょう。
全体的にバランスよく分散投資することでリスクを低減することができるのです。
イデコ(iDeCo)は今から始めてもいい?

イデコは今から始めたら得かな?損かな?と始めどきを悩んでいる方もいるかもしれません。
結論、イデコはいつから始めても大丈夫です。
なぜイデコはいつから始めても大丈夫なのか、その理由を解説します。
イデコの始め時について確認してみましょう。
イデコは基本何もしない
イデコは一度積立の設定をしてしまえば、あとは基本何もしなくて大丈夫です。
期日に自動で引き落としがされます。
購入のタイミングも決まった日時になります。
株式投資で見られる「買い」のタイミングは計らなくてよいのです。
良いときも悪いときも定期的に買い続けることが複利を生みます。
逆にコロナで下がったタイミングは買いのタイミングだったりもします。
銘柄選びも最初だけで大丈夫なのがイデコの魅力の一つともいえます。
税控除の恩恵が大きい
税控除の恩恵が大きいので、仮に購入した銘柄が下落していても税控除金額でかなりペイされるといってもよいでしょう。

イデコ公式サイトで一度シミュレーションしてみましょう。
仮に35歳・年収500万円・月23,000円の掛け金とすると、年間55,200円の税控除、25年で1,380,000円の税優遇を受けられます。
この税優遇だけでお得なので、多少の運用損が出ても大丈夫なのです。
イデコの銘柄は国お墨付き
イデコで購入できる銘柄は、国が選定しているインデックス系の投資信託中心となっています。
低リスク商品が中心なので、適当に分散させても大きな損失が出る可能性は低いといえます。
低リスク商品の積立長期運用は、そのうちの数カ月が悪いタイミングとして損失が発生しても均されます。
そのため、開始時期が変わってもそれほど大きな差はないのです。
イデコを始めてみようと思った時が始め時ですよ。
⇩イデコを始めるにはまず口座開設です。
>>iDeCo(イデコ)口座を開設するならどこがよい?おすすめ証券口座3つ
イデコの運用状況 まとめ
イデコはコロナショックで一時的に30.0%近くの下げをみせましたが、時間の経過とともに株価は元に戻ってきています。
伸びている産業はコロナバブルといわれており、株価はコロナ前の水準に戻ってきています。
長期的に運用していれば、悪い波によって含み損が発生するときもあります。
しかし、イデコを運用するのであれば、そんな悪い波も気にしなくてよいのです。
悪いときは悪いときで買いのタイミングと考えておけば大丈夫。
運用状況の確認が、コロナで株価が下がった後どうなるんだろうと不安だった方や、これからイデコを始めようという方の参考になれば幸いです。
⇩イデコを始めるなら証券口座選びから
