イデコ(iDeCo)を始めたいけどどのタイミングで始めたらよいのか?
始めるタイミングを悩んでいる方もいるかもしれません。
長いスパンで運用するなら基本いつから始めても大丈夫です。
コロナショックで一時期はマイナスに転じていたいイデコですが、2020年8月にプラ転(プラスに転じる)しました。
運用成果と合わせて紹介します。
イデコがプラ転
コロナショックと呼ばれる株価下落で、2020年2~4月は日本~世界の株価が大打撃を受けました。
しかし、2020年8月となりついにプラ転しましたので、その運用状況を紹介します。
⇩前月の運用成果はこちら
>>イデコはコロナショックの後どうなったか?運用状況最新(2020年7月)
下落時の状況

並行している、つみたてNISAでは2020年3月にプラス9万~マイナス8.5万まで下落。
2020年3月12日にはNYダウ平均株価2352ドル安と1日の下げ幅が過去最大を記録。
連動するように投資信託銘柄も軒並み下落し、最大で20.0%近くの下げ幅がありました。
これがコロナショックと呼ばれる世界中で起こった株価下落で、リーマンショックを超える不況がくるとも予想されました。
イデコの運用状況

つみたてNISAと同じように、コロナショック時は運用利回りがマイナス10.0%程度まで下がりましたが、プラ転しました。

まだまだマイナス銘柄もありますが、トータルではプラスです。
海外リートのマイナスが大きいですね。
ポートフォリオ

構成するポートフォリオです。
基本となる分散投資で、日本株・先進国株を中心に配分しています。
比較的低リスクだと考えていた海外リートのマイナスが解消できず、多少リスクあると考えていた先進国株がプラスの状況です。
20年以上積み立てる中で変化していくことでしょう。
それでもトータルがプラスであれば安心しますね。
イデコを始めるタイミング

イデコを始めたいけれど、いつから始めたらよいのだろう?
そんな不安をお持ちの方にイデコを始めるタイミングについて解説します。
イデコの基礎知識については是非こちらからご覧ください。

基本いつからでもいい
イデコを始めるタイミングは基本いつでも大丈夫です。
長い運用期間の中で、当然下がるタイミングもあれば上がるタイミングもあります。
下がっている期間も定期的に購入し続けることで、プラスになるわけですから下がる期間も必要です。
一時的なマイナスは発生する時期は必ず発生します。
ですから、始めどきはいつでも大丈夫です。
むしろ長期運用に適していますので、早い方がメリットは大きいといえるでしょう。
期間が長い方が有利
イデコは運用期間が長ければ長いほど有利です。
複利の力で雪だるま式に増えていくのが、長期運用の強みですので理解しておきましょう。
仮に年利2.0%で20年運用したとすると、1.02×1.02×1.02…と掛け算され約1.5倍近くになる計算です。
マイナス運用の年度もあるかもしれませんが、安定性の高いインデックス系の商品であれば、1.0~5.0%程度の運用益を見込めそうです。
税控除がお得
何よりお得なのが税控除の仕組みです。
まずは、運用益の20.0%が非課税となります。
そして、所得からイデコに運用した分は差し引いて計算されますので、所得税について大きな控除を受けられます。

是非一度イデコ公式サイトでシミュレーションしてみてください。
運用益が仮に赤字であっても、一定の資産を築くことができ、非課税分を踏まえればマイナスとなることはほとんど考えられません。
ただし、運用を始めると60歳まで引き出しできないことは注意が必要です。
イデコの始め方

イデコを始めようと思ったらどのようにすればよいか?
簡単に解説します。
証券口座開設・イデコ申し込み
⇩
各種書類作成・会社への申請
⇩
金額・銘柄選び
⇩
あとはほったらかし
まずは証券口座開設
まずは証券口座の開設です。
イデコを取り扱っている証券口座で、口座を開設します。
ここで気を付けたいのは、必ず証券口座はネット証券を選ぶということです。
実は証券会社によって手数料も異なりますので気を付けてください。
⇩証券口座選びについてはこちらに詳しく記載してあります。

各種書類作成・会社への申請
証券口座の開設後、イデコの申込書類の作成が必要になります。
申込書類は特に難しいことはありません。
ただし、会社員の方は会社に書類の申請をしなければなりません。
イデコを推奨している会社が多いので、会社に必要書類を提出しましょう。
一通り書類が揃ったら郵送して、1~2か月程度待つことになります。
金額を決め、銘柄選び
イデコ口座の開設が済みましたら、金額を決めて銘柄選びです。
銘柄は国が選んだお墨付き銘柄ばかりなので、適当に選んでも大外れすることはないといえそうです。
基本は分散投資です。
リスクを減らしながら銘柄選びを行いましょう。
会社員であれば年収に応じますが、私の場合は23,000円を毎月運用しています。
金額は上限額いっぱいまで運用できるなら運用してもよいでしょう。
⇩投資信託の銘柄選びについてはこちらをご覧ください。
>>投資信託の初心者向けブログ記事。始め方をやさしく解説します。
あとはほったらかし
一度設定したら特に行うことはありません。
あまり、金額や購入商品の変更などはしないほうが得策です。
運用益が下がっているときも、気にせずいられるのが長期運用の魅力でもあります。
定期的に運用益と資産合計を眺めていれば大丈夫です。
イデコを始めるタイミングはいつでも大丈夫 まとめ
イデコがプラ転したので、運用成果をご紹介しました。
悪いときもありますが、長期的に運用していればメリットの大きなイデコです。
いつからでもイデコは始めれば、その恩恵を受けることができますので参考になれば幸いです。
まずは証券口座選びから始めてみましょう。