女性の部下を持つ男性上司が気を付けるべきポイントとハラスメント

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部下が女性である場合、男性上司は接し方を考えますよね。

 

どのように接したらよいのか?

どこまでがセーフでどこからアウトなのか?

 

そこで、女性の部下を持つ男性上司が気を付けるべきポイントとハラスメントを確認してみましょう。

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女性の部下を持つ男性上司が気を付けるべきポイント

女性の部下を持つ男性上司が気を付けるべきポイントはどんなところにあるでしょうか?

女性の部下を持つ男性上司が気を付けるべきポイント
  • 女性部下には男性と同じように接してはダメ
  • 女性部下のモチベーションのポイントを探る
  • 女性部下の感情と体調を読む

これらはどんな部下の女性であっても共通事項となるはずです。

女性部下には男性と同じように接してはダメ

男性部下と同じように接するのは女性の部下には御法度です。

パワハラやセクハラとなるラインがありますので、一線を超えないようにしなければなりません。

 

また、部下の女性との接し方は意識して行わないと、女性部下のモチベーションを下げたり、嫌われたりする原因となります。

男性上司であるからこそ、女性部下とは一度信頼関係が壊れると関係を修復することは難しくなりがちです。

 

男性と同じ接し方をそのまま部下の女性に行わないように気を使いましょう。

女性部下のモチベーションのポイントを探る

女性部下のモチベーションの上げ方も男性部下とは異なる部分があります。

男性部下のように強く発破をかけたり、出世をちらつかせても響かないかもしれません。

 

女性部下には一生の仕事としてとらえる感覚や、出世をしたいという感覚が男性部下より希薄な場合があるのです。

 

もちろん給料は多くもらいたいと思っているでしょうが、そのために責任が重くなることは避けたいと考えている可能性もあります。

どこに仕事のモチベーションを持っているかポイントを探ることが大切です。

女性部下の感情と体調を読む

部下の女性が落ち込んでいたり、体調悪そうにしたりしていることもあるでしょう。

仕事とプライベートは別物と、女性は簡単に割り切れないこともあります。

 

そのときにデリカシーのない言葉を、女性部下にかけるようなことがあってはいけません。

それがセクハラでもパワハラでもなくても、傷つけたり嫌な思いをさせてりすることもあります。

 

女性部下の感情と体調を読んで言葉をかけることが大切です。

男性上司が女性の部下に気を付けるべきハラスメント

男性上司が女性の部下に気を付けるべき大きなハラスメントが2つあります。

それはセクハラとパワハラです。

男性上司から女性部下へのセクハラ

男性上司が最も気を付けるべきはセクハラとなる言動です。

自分が大丈夫だと思っていても、部下の女性が不快に感じればセクハラとなる可能性があります。

 

セクハラとはセクシャル(性的)ハラスメント(嫌がらせ・不快な行為)の略です。

よく言われるセクハラは、上司の立場を利用してボディタッチをしたり、性的圧力をかけたりすることをイメージするかもしれません。(対価型セクハラ

 

このような対価型セクハラは問答無用で処罰されるべきセクハラです。

意図的に上司という立場を利用して、女性部下に性的圧力をかけることは許されません。

 

一方、不快にさせるつもりがなくても、部下の女性を不快にさせてしまえばそれもまたセクハラとなります。

同僚と下ネタを話したり、女性の見た目について話したりするこでもセクハラとなることがありますので注意が必要です。(環境型セクハラ

男性上司から女性部下へのパワハラ

パワハラとはパワー(強い力を使った)ハラスメント(嫌がらせ・不快にさせること)の略です。

上司という職場内の優位性を使用し、精神的・肉体的苦痛を与える行為をいいます。

 

パワハラもまた、部下の女性が不快だと感じられればパワハラと認定される可能性があります。

意図的に上司という立場を使って、嫌な思いをさせるような言動は当然処罰されるべきパワハラです。

 

しかし、意図的でなくても男性部下と同じように、強い叱責をすることで部下の女性を不快にしているかもしれません。

お前」と呼ぶだけでも不快に感じられ、パワハラと認定される可能性もありますので注意が必要です。

 

 

女性の部下へのセクハラとパワハラ例

女性の部下へのセクハラとパワハラの具体例をいくつか確認しましょう。

部下の女性を不快にさせるつもりがなくても、不快にさせる可能性がある限度を挙げていきます。

女性部下へのセクハラ例

セクハラをする意図がなくても、セクハラとなりかねない具体例を挙げていきます。

男性上司による女性部下へのセクハラ例
  • 肉体的な指摘(太った・痩せたなど)
  • 男性同士の下ネタが聞こえる状態
  • 恋人・恋愛に関する話(彼氏いるの?など)
  • 結婚に関する話(まだ結婚しないの?など)

これらは不快にさせる意図がなくても、部下の女性が不快と感じたらセクハラとなる可能性があります。

 

すべて会話の中で触れていけないわけではありません。

あくまでも女性部下が不快と感じるかどうかなわけで、きちんとコミュニ―ケーションを取れているのなら問題ない会話もあります。

 

そのコミュニ―ケーションとセクハラのラインが読めないのであれば、話題として触れるべきではありません。

女性部下へのパワハラ例

パワハラの意図がなくても、パワハラとなりかねない例を挙げていきます。

厚生労働省では6つの類型として、パワハラを区分しています。

男性上司による女性部下へのパワハラ例
  • 身体的な攻撃(叩く蹴る、大きな音で脅すなども含まれる)
  • 精神的な攻撃(バカ、使えない、嫌味なども含まれる)
  • 人間関係からの切り離し(仲間外れや無視など)
  • 過大な要求(不要な残業の強要など)
  • 過小な要求(簡単な仕事しかさせないなど)
  • 個の侵害(プライベートなことを執拗に聞くなど)

部下の女性が不快と感じたらパワハラとなる可能性があり、受け手の捉え方に関わります。

 

部下の女性に対しては、特に指示の出し方や注意の際の言葉選びに注意しましょう。

 

女性部下との基本的な接し方とハラスメント まとめ

男性上司は女性部下との基本的な接し方を守りましょう。

  • ・女性部下には男性と同じように接してはダメ
  • ・女性部下のモチベーションのポイントを探る
  • ・女性部下の感情と体調を読む

これらに気を付けないと信頼関係はなかなか作れません。

 

そして、2つのハラスメント(セクハラ・パワハラ)には特に気を付ける必要があります。

ハラスメントは意図的でなくても、部下の女性の受け取り方に関わりますので、言葉選びや態度には注意しましょう。