あなたのまわりにいつも優しい人はいませんか?
いつもニコニコしていて、相手のことを思いやってくれる人です。
しかし、いつも優しい人と思っていた人が突然目の前から消えてしまうことがあります。
つい先日まで普通に話していたはずなのに、急に連絡がつかなくなってしまったり、仕事を辞める決断をしてしまったりしています。
なぜ優しい人は黙って去るのでしょうか?”優しい人”の考え方についてひも解いてみましょう。
なぜ優しい人は黙って去るのか?
優しい人に限って、何も言わずに離れていってしまうことがあります。
「言いたいことは言ってくれたらいいのに!」と思っても、いなくなった優しい人は帰ってきません。
そこで優しい人が黙って去っていく理由について考えてみましょう。
優しい人は我慢している
優しい人というのは表にはあまり感情を出しません。
「嫌だ」と思うことでも我慢してしまうんですね。
気を使って「大丈夫?」と声をかけても「大丈夫大丈夫」と返事をするので、安心してしまいますが実は大丈夫ではなかったということが起こります。
「大丈夫じゃない」「嫌だ」というと相手が嫌な思いをするのではないかと考えてしまうのでしょう。
この優しさが自分の我慢へと変わり、我慢が蓄積されてしまうのかもしれません。
優しい人は自分を卑下しがち
優しい人は相手を立てようと気を使います。
ここで、優しい人は自分を卑下して相手を立てようとする場合があるんですね。
「私なんて全然・・」「僕なんか全然・・」なんて、よくいっている人がいます。
謙遜と自分を卑下することは似ていますが、自分を卑下し続けていると相手が見下した態度を取るようになってきます。
人は上下関係ができるとマウントを取りたくなるものです。
優しい人は相手が自分を見下す態度を取るようになってくると嫌気を感じます。
それが、黙って去るトリガーになっているかもしれません。
優しい人は後で後悔しがち
優しい人は相手の気持ちをよく考えます。
相手の立場に立って想像するんですね。
すると、「あの時のこの言葉使わないほうがよかったかな」「ちゃんといいたいこと言えなかった」と後悔しがちです。
相手は別に不快に思っていなくても、不快に思っているだろうと考えてしまうのです。
結果、距離を置いたほうがいいかなと黙って去っていくのです。
優しい人は断り切れない
優しい人は相手と対面しているときに自分の言いたいことを言えないことがあります。
相手からやりたくないことをお願いされたときにも、うまく断り切れずに受けてしまうことがあるのです。
断わっても相手がしつこくお願いしてくると断り切れない。
申し訳なくなってしまったり、かわいそうになってしまったりするんですね。
しかし、断り切れずに受けてしまったことにも後悔するわけです。
優しい人は黙って関わりを絶つことで、自分を守ろうとしているのかもしれません。
限界を超えた優しい人は怖い
優しい人はいつもニコニコしている分、本当に限界を超えたときは怖いです。
「優しい人が怒ると怖い」ともいいますよね。
一度離れてしまった優しい人は戻ってくることはありません。
どれだけ謝っても許してくれない可能性もあります。
優しい人は限界までため込む分、限界を超えたときには関係を元通りにすることは難しくなります。
優しい人が離れない付き合い方
優しい人は普通に付き合っていれば、いつもニコニコしてとてもいい人です。
しかし、気づかないうちに相手に負荷がかかって我慢が蓄積されているかもしれません。
そこで、優しい人が突然消えないように気を付けるべき付き合い方を確認しておきましょう。
相手が謙遜しても見下さない
優しい人は相手が気持ちよく話をできるよう、相手を立てようとします。
「いやいや私なんて・・」「私は全然だから本当にすごい」と、優しい人と話していると気持ちよく話ができるはずです。
ただ、優しい人と長く話をしていると相手が自分を立ててくれるので、自分の自慢話や優しい人を見下した感じになっていることがあります。
相手を見下しているつもりがなくても、優しい人は見下されていると感じてしまうのです。
優しい人の謙遜に乗っかりすぎないようにしましょう。
表情や仕草を観察する
優しい人は心では嫌だと思っていても「大丈夫」といいがちです。
この「大丈夫」が本当に大丈夫なのかどうか、表情や仕草を観察して確認しましょう。
例えば、優しい人である妻を実家の集まりに頻繁に連れて行ったら、突然爆発して離婚を突き付けられたような事例もあります。
「大丈夫」といっていたので気にしていなかったのですが、実はすごく悩んでいたということです。
優しい人でも表情や仕草に本音が見えるときがありますので、小まめに観察したいところです。
面倒を押し付けない
優しい人はお願いされれば少し難色は示すものの受けてくれます。
周りが大変だと思えば、自分よりも相手を優先しようとしてくれます。
この優しさに甘えて、面倒を押し付けていってしまうとストレスが蓄積してしまうのです。
優しい人にお願いしすぎたり、面倒を押し付けたりしないようにしましょう。
なぜ優しい人は黙って去るのか?まとめ
優しい人が黙って去るのは蓄積した我慢の爆発が大きな要因です。
我慢させていたり、嫌な思いをさせている認識がなかったりするので難しいんですね。
表情や仕草をよく観察して、本当の気持ちを引き出すことが大切ですね。
優しい人の気持ちを汲み取って、うまく付き合っていきましょう。
⇩優しい人は繊細な人が多いので、優しい人の気持ちを知る上では「繊細さん」の本がおすすめです。