若者正社員チャレンジ事業は、29歳以下の求職者を正社員に就職支援する東京都の事業です。
実際に若者正社員チャレンジ事業で就職できるのか、利用した人の評判を知りたいですよね。
そこで、受入企業として実際に入社した社員から聞いた正直な感想をまとめました。
若者正社員チャレンジ事業とは
若者正社員チャレンジ事業は「若チャレ」「若者チャレンジ」などとも呼ばれる、東京都の就職支援事業です。
まずは、若者正社員チャレンジ事業の事業概要をご紹介します。
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参加条件
若者正社員チャレンジできるのは、29歳以下の学生を除く次の条件を満たす人です。
・就職・就業経験がない方
・非正規での就業経験のみの方
・直近2年以内の正社員としての職歴が1年未満の方
ニート、フリーター、派遣社員、無職などで、就職に悩む29歳以下の方が正社員としての道を切り開くことができます。
東京都のお墨付き事業
東京都が主導する就職支援事業のため、バックアップの仕組みがきちんとしています。
- 最大20日間の職場体験でスムーズに入社
- 受入企業は第二新卒に理解がある企業のみ
- 実習期間の就労分は最大10万円支給
- 専任のカウンセラーがついてサポート
- 合同企業説明会で実習先を選べる
民間の転職サービスではありえないサポートが充実しています。
最大20日間の職場体験
若者正社員チャレンジ事業の目玉は、なんといっても最大20日間の職場体験にあります。
実際に20日間受入企業で実習生として働いてみて、職場の雰囲気や仕事内容を確認した上で入社を決めることができます。
自分に合った仕事なのか、続けていけるかを判断する期間があるのは嬉しい仕組みですね。
また、実習期間中の就労分は最大10万円支給されます。
職場体験をした上で就労した分のお金ももらえることが、若者正社員チャレンジ事業が人気の理由となっています。
若者正社員チャレンジ事業の評判
実際に若者正社員チャレンジ事業を経て入社した社員が数名います。
すでに正社員として活躍する彼らに、若者正社員チャレンジ事業を利用した感想を聞きましたので紹介します。
実習でミスマッチがない
企業内実習で入社した後のミスマッチがなかったです。
仕事内容が明確にわかって入社するイメージができました。
若者正社員チャレンジ事業で入社した社員から最も評判なのが、実習でミスマッチがないということですね。
20日間の実習期間を経て入社を判断するので、入社した後どんな仕事をするのかを理解できます。
「入社してみたけど、思っていた仕事と違った」という、このミスマッチが一番不安だと思いますが、良くも悪くも実習と入社した後の仕事は変わりません。
「実習することで入社後のイメージがしっかりと固められる」のは、若者正社員チャレンジ事業を利用した社員が口を揃えていう感想でした。
会社の雰囲気がわかる
明るくフレンドリーな職場で安心しました。
会社の雰囲気がわかって安心しました。
会社の雰囲気って意外と大切です。
和気あいあいとした雰囲気が好きな人や、静かに集中できる雰囲気が好きな人もいます。
逆に厳しい上司や先輩がいそうだったり、残業が多そうだったりするのは嫌ですよね。
これは普通に面接を受けて入社するのでは会社の雰囲気はわからないことです。
20日間の実習期間があるからこそ、会社の雰囲気が確認できます。
実習してみて雰囲気が合わない場合は辞退することも可能です。
これが若者正社員チャレンジ事業のポイントといえるでしょう。
お金が出るのがありがたい
実習期間のお金がでるのがありがたかったです。
お金が出るならやってみようと思いました。
20日間実習に参加すると、1日5千円(最大10万円)の就労支援金が支給されます。
実習は企業内研修するだけでなく実際の仕事を体験します。
営業であれば事務処理を体験したり、客先に同行して挨拶したりします。
社会勉強として実習するだけでなく、労働の対価としても評価してもらえるんですね。
実習に参加した分のお金が支給されるのはありがたいと、入社した社員からは評判でした。
社会経験がなく転職サイトは不安だった
どうして若者正社員チャレンジ事業を選んだのかを聞いてみました。
社会経験がなく転職サイトは不安でした。
転職サイトも登録していたのですが一歩踏み出せませんでした。
「民間の転職サイトや転職エージェントは考えなかったのか?」を入社後に聞きましたが、社会経験がないことから不安に思っていたようです。
転職サイトや転職エージェントは自ら面接などに動かないといけないですからね。
面接では「なぜ社会経験がないのか?」を必ず聞かれることになります。
第二新卒や社会経験が少ない人に少し痛いところですよね。
自信のなさや不安が転職サイトや転職エージェントを使わなかった理由のようです。
社会経験が少ないことに理解があった
まわりのみんなも社会経験が少ない人ばかりで安心できました。
受入企業も社会経験がないことに理解があり安心できました。
若者正社員チャレンジ事業は社会経験がないことが前提となっています。
受入企業もそれを理解した上で利用しているのが、安心の材料だったと評判でした。
受入企業側は社会経験が乏しく時間をかけて育成するつもりで採用活動をしています。
育成する時間を差し置いても、若い力が獲得できるのは企業側にもメリットがあります。
また実習期間中の原則として、受入企業は実習生に社会経験がないことを詮索しないように注意されています。
企業と実習生のお互いが、社会経験が少ないことを理解した上で実習を行っていくので安心感があるのですね。
専任のカウンセラーがいて安心
若者正社員チャレンジ事業では専任のカウンセラーがつき、就職までをサポートしてくれます。
カウンセラーさんがやさしかったです。
企業さんに直接言いにくいことも間に入ってもらえてありがたかったです。
専任のカウンセラーは週に一度受入企業まできて、実習生と受入企業双方にヒアリングを行います。
企業さんに対して、直接言いにくいこともカウンセラーが間に入って取り持ってくれます。
(入社を辞退する場合もカウンセラーを通して行います)
入社前だけでなく、入社後もアフターフォローしてくれますのも安心できるポイントといえるでしょう。
若者正社員チャレンジ事業に向いている人
転職サイトや転職エージェントよりも若者正社員チャレンジ事業に向いている人がいます。
若者正社員チャレンジ事業に向いている人はどんなタイプでしょうか?
社会経験に少なく自信がない人
第二新卒・無職・ニートなど社会経験が少なく、自信がない人ほど若者正社員チャレンジ事業に向いています。
受入企業もカウンセラーも周りで正社員になろうとしている仲間も、みんな今置かれている環境への理解があります。
ブランクがあろうと、社会経験がなかろうと大丈夫です。
最大20日の実習期間で社会人としてのスキルも上がります。
転職サイト転職エージェントなど、積極的な就職活動ができない人でも安心なのが若者正社員チャレンジ事業です。
入社した後のミスマッチをなくしたい人
若者正社員チャレンジ事業は、最大20日間の実習期間があります。
- 思っていた仕事と違う
- 職場の人間関係が複雑だった
- 嫌な先輩や上司がいる
- 職場の雰囲気が合わない
- 続けて行けそうにない
実習期間中にこのような不安があったら、就職しなくても大丈夫です。
企業にとっても、実習生にとってもミスマッチは避けたいところです。
実習期間にお互いがマッチングして初めて入社となりますのは安心ですね。
大手企業よりも中小企業で働きたい人
受入企業にも条件があります。
- 都内に活動拠点(本社又は営業所)があること
- 常時使用する従業員の数が300人以下であること
- 若年求職者を正社員として採用する意思があること
都内300人以下の中小企業しか受入はできないんですね。
これは採用活動に費用をたくさんかけられない、中小企業支援のプロジェクトでもあるからです。
ですから、大手企業への就職を希望するのであれば、若者正社員チャレンジ事業は合わないので転職サイトや転職エージェントを利用するようにしましょう。
その他の採用方法は【第二新卒歓迎の意味】第二新卒だからこその採用方法4選!を読んでみて下さい。
若者正社員チャレンジ事業の評判まとめ
若者正社員チャレンジ事業で入社した社員に聞いてみた評判を改めて整理しますね。
- 実習でミスマッチが少ない
- 会社の雰囲気がわかる
- お金が出るのがありがたい
- 転職サイトや転職エージェントは不安だった
- 社会経験が少ないことに理解があった
- 専任のカウンセラーがいて安心
普段の雑談の中でこのような感想を聞くことができました。
今では若者正社員チャレンジ事業で入社した彼らも一人前の社員として活躍しています。
社会人として一歩踏み出すことを後押ししてれる東京都の就職支援事業です。
29歳以下で就職に不安がある方は利用してみてはいかがでしょうか。