「指示待ち人間になるな」といわれたり、「勝手に動くな」といわれたり。
「指示待ち人間になるな」というから、自分で考えて行動したのに「勝手に動くな」と注意されたら「どっちやねん!」と、どうしたらよいのかわかりませんよね。
このとき「指示待ち人間になるな」と注意される理由と「勝手に動くな」と注意される理由を整理する必要があります。
理不尽に上司から注意されている場合と、自分自身に問題がある場合があるんですね。
真逆の注意をされる場合にどうしたらよいのかを考えてみましょう。
「指示待ち人間になるな」と注意される理由
「指示待ち人間になるな」と注意される場合にはどんな理由があるのでしょうか?
指示待ち人間は上司が嫌がる部下の代表格でもありますので、指示待ち人間と注意される原因を確認してみましょう。
指示があるまで行動しない
指示があるまで行動しない部下。
「○○をやっておくように」と指示をされたことはできても、上司から指示されないと行動できないと注意されます。
指示されるまではやるべきなのかどうか検討すらもしていません。
「なんで○○をやっていないんだ!」と上司からいわれても、「いや、やるように指示していなかったじゃないか」と思ってしまう人は要注意です。
上司が求めていることができていないので、指示待ち人間と思われてしまいます。
指示されたこと以外やらない
学生時代は両親や先生に教えられた通りやっていれば褒められていたかもしれませんが、そのままでは社会で通用しません。
宿題をやっていればよかったのに、社会に出ると自ら問題を作り、解いていくことが求められます。
指示されていなくても自分で考えて行動することを会社は求めているんですね。
学校でどれだけ勉強ができていも、仕事ができるとは限らないのはこのギャップからいているケースも少なくありません。
会社は学校ではありません。
指示されなくても、自分で考えて行動する力が求められるのです。
周りが見えていない
みんなが忙しいのに、一人だけ自分の仕事をマイペースにやっている社員を見たら、「周りをサポートしてよ」と思いますよね。
自分の仕事のテリトリーが狭く、それ以外はやらない人は指示待ち人間と評価されまsう。
そして、周りが見えていない社員は指示をされないと動けない人と思われてしまいます。
いわれなくてもわかる・見る力も社会人には必要なのです。
声掛けしてくれてたり、スッと助けてくれるような社員が評価されます。
「勝手に行動するな」と注意される理由
自分で考えて良かれと持って行動したら、「勝手に行動するな」といわれることもあるでしょう。
なぜ注意されてしまったのでしょうか?
「勝手に行動するな」と注意される理由を考えてみましょう。
指示をやらない・後回しにする
「勝手に行動するな」といわれる人は多くの場合、指示をやらなかったり後回しにしていたりします。
「勝手に行動するな」の前には「指示を守らないで」が点いているケースが多いのです。
「(指示を守らないで)勝手に行動するな」なんですね。
指示や方針にのっとった上で、自分で考えて行動しなければならない。
ここを理解していないと、指示事項すらできないダメな社員と評価されてしまうのです。
自分の考えを優先する
なまじ仕事ができるようになってくると、自分の考えを優先する社員も増えてきます。
上司の指示はAだけど、自分はBの方がいいと思うからBでやる。
これは一見自分で考えて行動できる人に見えるかもしれませんが、上司の評価は異なります。
Aという指示をしているのですからAで行うか、指示された時点でやり方を相談するべきだったんですね。
自分の考えを優先して、勝手に行動されると上司は大事な仕事を頼めなくなってきます。
「勝手に行動する人」は信用を失っていくケースもあるので注意が必要です。
上司のやって欲しいことと違う
自分で考えて行動していても、上司のやって欲しいこととズレいると「勝手に行動するな」といわれることがあります。
上司も人ですから、上司の考えやこだわりがあります。
これは上司の問題であるケースもしばしば。
結果が出ていればOKなはずなのに、進め方が上司の方針と違うと上司も納得いかない場合があるんですね。
自分で考えて行動するときには上司の考え方も踏まえておく必要がありそうです。
「指示待ち人間になるな」「勝手に動くな」ってどうすればいいの?
「指示待ち人間になるな」といわれるから、自分で考えて行動したのに「勝手に行動するな」と注意されることがあります。
相反する注意にどうしたらいいのかわからなくなってしまうかもしれません。
会社は新人時代から考えて行動するよう促す
指示待ち人間や勝手に行動する人となってしまうのには、会社の育成に問題があるケースも考えられますね。
指示されたことをやり続けてきた学校教育があります。
そして、会社に入ってからも新人時代は教えたことを教えた通りやることが求められます。
指示通り仕事をすることが正とされてきたのに、ある日突然「自分で考えて行動しろ」「指示待ち人間になるな」といわれるんです。
新人時代から自分で考えて行動するように教育してこなかった責任は会社にもあるかもしれません。
教育者は新人時代から考えて行動する癖付けを指せる工夫も必要といえるでしょう。
会社の方針を理解する
会社の方針を理解しなければ、「指示待ち人間」「勝手に動くな」と両方の注意を受けることもあるはずです。
会社が期待している仕事に対して、足りなければ指示待ち人間といわれ、間違っていれば「勝手に動くな」といわれます。
会社の方針に沿って、期待以上の結果を出せばこれらの注意はされなくなります。
上司や会社の方針を正しく理解することが大切なんですね。
周りをよく見る
自分の仕事ばかりで周りが見えていなければ、「指示待ち人間になるな」「勝手に動くな」と注意されることもあるはずです。
困っている人がサポートしたり、進んで行動したりできると、よく気づいてくれる人であると周りが考えてくれます。
これが巡り巡って、会社からの自分の評価に繋がってきます。
「指示待ち人間になるな」「勝手に動くな」と注意されない人は、自然と周りを見て行動できているのです。
「指示待ち人間になるな」「勝手に動くな」ってどうすればいいの?まとめ
「指示待ち人間になるな」「勝手に動くな」これらは一見矛盾しているように思えますが共存します。
学校教育や会社の教育に問題もあるかもしれませんが、自らが気づいて修正しないと注意され続けて続けてしまいます。
会社の方針をよく理解して、正しく行動することで会社から評価してもらえるよう心がけましょう。