入札情報はどのように収集していますか?
毎日数多くの入札が行われており、最新情報を漏れなく収集することは建設業界で働く人にとって非常に重要です。
そこで入札情報サービスを比較して、入札予定・結果を確認できるツールを5つ紹介します。
無料で使えるツールや正しい入札情報サービスの利用法も紹介しますね。
使える入札情報サービス5選!
使える入札情報サービスを5つ紹介します。
すべて利用しましたが、これらの入札情報サービスを利用すれば最新の情報を網羅できますよ。
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
建通新聞(紙媒体)
建通新聞(https://www.kentsu.co.jp/)の紙媒体は唯一性の高い入札情報サービスですね。
月~金までエリア内ほぼすべての入札結果が確認できますので、入札結果を網羅するのに最適なツールです。
エリアは東京・神奈川・静岡・中部・大阪・岡山・香川・徳島・高知・愛媛と限定的ですが、該当地域では必須ツールといえるでしょう。
全案件をチェックするには紙面の方が数倍早く確認できます。
紙面は全社員で共有しやすく、Web上で入札結果をチェックするよりも漏れが少なくなります。
建設業界のニュースもいち早く、新聞紙面だからこその強みが建通新聞にはありますね。
建通新聞(デジタル版)
建通新聞のデジタル版は紙媒体とセットで使うと非常に使えるサービスです。
IDとパスを共有できるので、社内複数人で利用することができます。(3人まで同時接続可)
1億円以上の落札情報はリアルタイムで随時更新。
過去の入札結果も遡って確認できるので、紙面と合わせて使うと非常に効果的です。
紙媒体と電子版両方の契約で割引も適用されますよ。
⇩建通新聞の料金を確認してみる
NJSS(エヌジェス)
NJSS(エヌジェス)(https://www.njss.info/)は全国の入札予定・入札結果を確認できるサービスです。
件名ひとつで落札業者や落札金額などすべての入札情報を確認できます。
「国内最大級の入札情報サイト」のキャッチフレーズの通り、情報量はほかのサービスに対して群を抜いています。
NJSSが他のサービスに比べて、もっとも優れているのはキーワード設定した入札予定を拾い出してくれることです。
例えば「下水道管」というキーワードを設定すれば、キーワードを含んだ入札予定をすべてチェックできます。
全自治体の入札予定をチェックするのは難しいのですが、NJSSを使えばキーワードを含む入札広告を見逃しません。
一般競争入札の拾い出しには必須ツールといえるでしょう。
日本工業経済新聞社(無料あり)
日本工業経済新聞社(https://www.nikoukei.co.jp/)は埼玉・茨城・群馬・山梨・新潟・長野など地方の入札情報を紙媒体で取り扱う新聞社です。
エリアに特化した入札情報が欲しい場合は、「日本工業経済新聞社しかない!」という感じの特化新聞です。
地方に限定しているだけあって、月間購読料も割安となっています。
日本工業経済新聞社でもうひとつ、非常に優れているのがホームページの入札結果速報です。
1億円以上の入札結果について、新聞よりも早く公開しています。
大型公共事業の落札情報を営業活動に活かしたい方は要チェックです。
システムランの全国発注・入札・落札情報(無料)
システムランの全国発注・入札・落札情報(https://www.systemrun.co.jp/LINK/m_hattyuu.html)は官公庁入札情報サイトへのリンク集です。
システムラン経由でどの自治体の入札情報ページにも飛べます。
具体的に○○市と△△市の入札情報を調べたいなと思ったときなどに重宝します。
自治体の入札情報ページを調べる際のスタートページに最適です。
無料で使えるのでお気に入りに入れておきましょう。
入札情報サービスのおすすめ利用法
5つの入札情報サービスを紹介しましたが、おすすめの利用法を紹介します。
入札情報サービスはそれぞれ特色があるので、使い分けることでさらに情報精度が高まりますよ。
入札結果は毎日チェック
東京都だけでも毎日ものすごい量の入札が行われています。
営業に関わるエリアの入札結果を把握する必要があるならば、入札結果は毎日チェックしましょう。
おすすめのチェックの流れを紹介します。
入札結果の情報収集は毎日行いましょう。
落札業者に営業をする場合は早ければ早いほど有利になります。
⇩ゼネコンへの営業をするなら建通新聞は必須ツールです。
落札業者への営業については>>ゼネコンへの営業の流れを教えて!受注までのフローと営業手順とは?をご覧ください。
入札予定は週2回以上
一般競争入札は要件さえ満たしていれば誰でも参加できる入札です。
>>入札の仕組みをわかりやすく解説。基本となる3つの入札制度とは?
官庁営業の担当者は参加できる一般競争入札案件の見落としがないように対策することが大切です。
公募期間が短い場合は気づかないうちに参加できなくなることもありえますので、週2回以上は入札予定のチェックを行いましょう。
しかし、入札広告は自治体のホームページや電子入札システム上でしか公開されず、すべての入札情報を把握するのは困難です。
⇩そこでおすすめの入札情報サービスはこちらです。
入札予定はNJSSひとつですべて網羅できますのでおすすめです。
むしろ管轄エリアが広い場合、NJSSを使わないと漏れる可能性があります。
エリアが限定されている場合は、システムランから自治体ごとの入札情報をチェックするようにしましょう。
都道府県は入札情報の共同運営サービスでチェックするのがおすすめです。(システムランよりリンクあり)
広域情報は週1回
入札結果を確認するには新聞が一番漏れなく確認できます。
ただし、東京都なら建通新聞東京版、埼玉県なら埼玉建設新聞(日本工業経済新聞社)とエリアごとに新聞を購読する必要があります。
なかなか予算的にすべての新聞紙面を購読することはできませんよね。
新聞紙面を購読できない広域情報は欲しい自治体を絞り込んで、週に1回程度は情報収集しましょう。
ここで使えるのはシステムランの 全国発注・入札・落札情報です。
毎日行う1億円以上の案件チェックと合わせれば、案件の漏れは最小限にできるはずです。
使える入札情報サービス5選(無料あり)まとめ
改めて使える入札情報サービスを5つおさらいしましょう。
有料媒体ではありますが、入札結果を網羅したいなら建通新聞は必須ツールです。
逆に一般競争入札の入札広告のチェックにはNJSSは必須ツールといえるでしょう。
入札情報が営業に関わる会社は、漏れがないように最新情報を収集することが大切です。
目的に合わせて入札情報サービスは使い分けをしてみてくださいね。