入札結果ってどうやって調べてますか?
官公庁の委託業務や公共工事に関連している会社の営業マンにとって入札結果は重要な営業ツールとなります。
しかし、調べたい件名や会社でなかなか情報が見つからないということもあるはず。
そこで入札結果の上手な調べ方を無料媒体と有料媒体に分けてご紹介します。
おすすめの入札結果確認サイト(無料)
日々、多くの入札が行われ入札結果は公開されています。
公共工事や委託業務の入札結果を営業ツールとする会社には、入札結果はスピード感を持って知りたい情報です。
>>官公庁への営業のやり方とは?入札の仕組みと指名獲得のコツ
まずは無料で入札結果を調べることができサイトをご紹介します。
建通新聞電子版(無料)
建通新聞は紙媒体が有名ですが、電子版も無料でもある程度の情報を回覧することが可能です。
記事を読むには有料会員となる必要がありますが、見出しのみでも情報を色々な情報をつかむことができます。
入札結果についても、全国の1億円以上の案件についてリアルタイムで確認できるのは、建通新聞ならではといえるでしょう。
⇩建通新聞は紙媒体とセットだと割安です!
システムランの全国発注・入札・落札情報
システムランの全国発注・入札・落札情報(https://www.systemrun.co.jp/LINK/m_hattyuu.html)は、各省庁へのリンクがついており非常に便利です。
どの官公庁にアクセスするにも入札情報ページへのリンクが整理してありますので、調べたい省庁に簡単にアクセスできます。
Google検索で調べたい官公庁を検索するのもよいですが、リンクが非常に確認しやすいのでシステムランスタートのほうが早く各省庁の入札結果ページに飛べます。
市区町村などは、各ホームページ内で入札結果を公表せず、入札情報に関する共同運営サイトにて公表していることもあります。
この共同運営サイトへのアクセスも簡単ですよ。
日本工業経済新聞社
日本工業経済新聞社(https://www.nikoukei.co.jp/)は、首都圏に特化して1億円以上の入札結果を確認できます。
常にリアルタイムで更新されているので、スピード重視であれば非常におすすめです。
毎日回覧していれば、首都圏における大規模事業の入札結果をほぼ網羅できます。
首都圏における1億円以上の公共工事の入札結果を知らべたければ、更新スピードが非常に速いので便利ですよ。
特定の入札結果の調べ方(無料)
無料で入札結果を調べるその他の方法も紹介します。
時間をかければ調べ方は他にもあります。
各官公庁のホームページ
まずは各官公庁のホームページにアクセスして、入札結果を調べる方法があります。
入札結果を公開している自治体においてはホームページ内で確認できます。
「発注機関 入札結果」の検索で、各官公庁のホームページ内の入札関連ページにたどり着けるはずです。
ただし、ホームページ内でなかなか入札結果ページが見つからなかったり、時間がかかったりするかもしれません。
各官公庁で直接閲覧
各官公庁に直接訪問すると、入札結果を回覧することができます。
契約課や閲覧室が設けられている自治体で確認可能です。
インターネット上に公開していない案件もありますので、特定の案件などで公開されていない案件を調べたいときには直接訪問しないと確認できません。
ただし、直接訪問しても調べられない案件もあります。
インターネットで件名入力
インターネットによる件名検索も手段の1つです。
件名は分かっているが落札業者が分からないという場合には、直接検索のほうが早く情報をつかめる場合もあります。
また、工事概要や事業概要なども調べるには、ネット検索でなければたどり着けないこともあります。
ただし、ネット検索だと欲しい情報が上位に表示されなかったり、情報がなかったりすることも多いのが実情です。
入札結果の調べ方(有料媒体)
毎日更新される入札結果を網羅するのは困難です。
1つの案件漏れが営業活動に影響が出るかもしれません。
おすすめの有料媒体での入札結果の調べ方をご紹介します。
建通新聞(紙面)
建通新聞紙面は入札結果を確認する上で、最も網羅性のある媒体といえるでしょう。
少額の案件まですべて入札結果が記載されています。
東京版・神奈川版などエリアごとに紙面は分かれますが、エリア内の入札結果が毎日確認できます。
新聞紙面なので短時間で全案件情報を確認できるのも、紙面ならではの強みです。
また、社内で回覧できるので情報共有もしやすいといえます。
建通新聞は公共工事に関わる業種の会社が1番に利用すべき媒体といえるでしょう。
建通新聞(電子版)
建通新聞の電子版は有料登録するとさらに便利です。
新聞でチェックした案件をリスト化したいときなどは、案件をコピペしたりするのに非常に便利です。
手打ちでリストを作る時間もバカになりません。
新聞媒体でチェックして、電子媒体でリスト化や工事概要をチェックするという2重の使い方でさらに営業活動を強化できます。
紙面と電子版の2重で使えば網羅性だけでなく、事務処理の省略にもなるのでおすすめです。
⇩建通電子版の料金についてもっと詳しく
NJSS(エヌジェス)
入札結果を調べるといえば、NJSS(エヌジェス)というくらい伸びているサイトです。
入札結果だけでなく、入札予定をキーワード登録できるので応札できる案件チェックに有用です。
入札担当者は入札予定の確認の網羅性が必要になりますが、NJSSを使えば案件のチェック漏れの心配はなくなるでしょう。
入札担当者には必須ツールといえるかもしれません。
入札結果を調べる場合には、件名や落札業者の検索を主体的に行う場合には非常に便利です。
ただし、案件をすべて網羅するような確認にはあまり向いていないかもしれません。
また、月額コストは割高なので費用対効果の検討が必要となりそうです。
入札結果の調べ方 まとめ
入札結果の調べ方は、インターネットを使えば調べやすくなってきています。
それでもなお、確認漏れが起こりやすいの現実です。
色々と試して、調べやすい方法を試してみるとよいかもしれません。
ビジネスチャンスとなる案件を見逃したり、遅れたりすることとがないよう、うまく無料媒体と有料媒体を使って情報収集しましょう。