ビジネスはストックビジネスとフロービジネスの2種類に大別されます。
この2つの言葉は聞いたことはあっても、どんな違いがあるかよくわからない方も多いかもしれません。
そこで、ストックビジネスとフロービジネスについて解説します。
サラリーマンの副業においては、ストックビジネスを選んだほうがよいです。
ストックビジネスを選ぶべき理由とおすすめ副業例も解説しますね。
ストックビジネスとフロービジネスとは?
ストックビジネスとフロービジネスの意味と違いについて確認してみましょう。
すべてのビジネスが完全にどちらかに大別されるわけではありませんが、区別してみると面白いですよ。
ストックビジネスとは
ストックビジネスとは、サービス提供により継続的に収益が生まれるビジネスを意味します。
不動産賃貸や新聞をイメージするとわかりやすいかもしれません。
電気やガス、携帯電話料金などもストックビジネスの一例です。
会員はサービス提供者に一定額を支払い、継続的にサービスを受けます。
サブスク(サブスクリプション)もストックビジネスの一種ですね。
サブスクとは月額課金、定額制のサービスモデルで、一定額を支払うとサービスを使い放題となる仕組みです。
動画見放題のHuluやNetflixなどがサブスクの一例となります。
サービス提供者としてはどれだけ会員を増やすかで利益を上げます。
一旦会員が確保できれば安定的な収益が見込めるのがストックビジネスの特徴です。
フロービジネスとは
フロービジネスとは、毎回取引をしてサービス提供を行うビジネスを意味します。
コンビニやレストランなど、1回1回の取引で完結するビジネスモデルです。
レストランやカフェ、家電量販店などの小売りも同様です。
身近なビジネスの多くが売り切り型のフロービジネスであるといえます。
リピートがあるにせよ、取引自体は毎回毎回行われるものはフロービジネスといえるでしょう。
フロービジネスは継続的な利益が見込めるわけではないので、コロナの影響でも大きな影響を受けた業界も少なくありません。
副業するならストックビジネスを選ぼう
ストックビジネスとフロービジネスを副業に置き換えて考えてみましょう。
副業するならフロービジネスよりもストックビジネスのほうがおすすめです。
その理由について解説していきます。
フロービジネスの副業は時間の対価
フロービジネスの副業は時間の対価を求めるような副業であるといえます。
アルバイト・クラウドソーシング・せどり・アンケートモニター・ポイントサイトなどがフロービジネスに当たります。
その都度簡単に成果が出て気軽にできるものばかりですが、悪く言えば時間の切り売りとなる副業です。
特にアンケートモニターやポイントサイトなど副業におけるフロービジネスの代表格です。
簡単にできてお小遣いになりますが、資産とならず自己成長にも繋がりにくいといえます。
サラリーマンなど大きく時間を割けない人が時間を切り売りしても大きな成果は望めません。
副業をするときにはストックビジネスとなるものを考えたほうがよいでしょう。
ストックビジネスで資産を作る
副業をするなら資産となるストックビジネスを第一に考えましょう。
簡単にいうとストックビジネスは不労所得を作るための行動です。
関連記事>>不労所得はどうすれば作れる?普通のサラリーマンにも実現可能な不労所得5選!
何もしなくても定期的な収入が入る仕組み作りをすることが、時間のないサラリーマンが狙うべき副業です。
時間の対価となる副業は、時間の確保が難しいサラリーマンの副業には不向きです。
ストックビジネスで資産を作るには、成果の出ない多くの時間が必要になります。
すぐに成果が出ないことでフロービジネスに走りたくなるかもしれませんが、副業は中長期的なスパンで考えたほうが得は大きいのです。
ストックビジネスの副業例
ストックビジネスには一体どんな副業があるでしょう?
サラリーマン向きのストックビジネス副業例を5つピックアップしてみます。
ブログやYouTube
ブログやYouTubeはフロービジネスとストックビジネスの両面があります。
アフィリエイトはアップデートや購買者の意向で大きく差が出ます。
ブログアフィリエイト自体はフロービジネスといえますね。
ただ、充実したコンテンツを作り上げると、何もしなくても過去の記事や動画は回覧され続けます。
継続し続けなければコンテンツの力が弱くなっていってしまうので、フロービジネスの要素もあります。
それでもなお過去の努力も残り続けますし、過去の記事からの収益発生も見込めます。
ここはストックビジネスとしての力があり、継続性が期待できるので副業として強いといえるでしょう。
関連記事>>YouTubeよりブログ?コロナ禍で副業初心者が始めるならどっち?
不動産経営
不動産投資は副業のストックビジネスの代表格ですね。
初期投資となる費用が必要となりますが、安定的に中長期的な収入が期待できます。
不動産経営が副業の目指すところですね。
中リスク中リターンの副業で、立地や条件が悪いと空き室のリスクがあります。
それでも条件がクリアになれば、長期的に家賃収入が期待できます。
手間もかからず最も魅力的なストックビジネスといえるでしょう。
株式投資のインカムゲイン
株式投資で利益を生み出すのには2つの種類があります。
キャピタルゲインはフロービジネスですが、インカムゲインはストックビジネスといえます。
株主優待や配当も企業の収益に準じますし、損失が発生することもありますので安定性はありません。
それでも、特定の株を保有しているだけでよいので手間はかかりません。
株の配当金や株主優待で生活している人もいるくらいです。
正しい知識を持って取り組めば、魅力的な副業といえるでしょう。
積立投信の複利
積立投信も気軽に始められるストックビジネスの副業といえます。
投資信託は株式投資よりも低リスクで運用できますのでおすすめです。
特につみたてNISAやiDeCoは国が推奨するプロジェクトで、税金の優遇措置も大きいのが特徴です。
↓詳しくはこちらの記事をご覧ください。
銀行預金をしていてもお金は増えませんので、中長期的な資産運用もストックビジネスとして考えて押さえておきたいところです。
副業はストックビジネスを選ぼう
サラリーマンが副業をするときには、ストックビジネスの中から選ぶことをおすすめします。
フロービジネスの副業は資産性がなく、時間対価となりがちです。
何もしないでも収入となるようなストックビジネスのほうが、時間のないサラリーマンには向いています
- ブログやYouTube
- 不動産経営
- 株式投資のインカムゲイン
- 積立投信の複利
資産を作るストックビジネスはこの他にもまだまだあります。
副業するならば、自分に合ったストックビジネスを探してみましょう。
↓ お金のことをもっとよく知るためにおすすめです。