残業の原因は会社や働く環境によって様々ですが、上司が原因になっていることが多いものです。
上司のせいで残業となる理由はどんなことが考えられるのか?
部下の立場で考えると上司の在り方にどのような問題点があるのか?
残業を一切しない管理職である私が考察し、解説していきます。
⇩管理職が定時帰りを継続している記事についてはこちらをご覧ください。
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上司のせいで残業となる理由
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上司のせいで残業となる場合を考えてみました。
大きく分類すると下記のように分けられます。
自分の上司で当てはまる部分はありましたでしょうか?
全部当てはまる場合は要注意ですよ。
1つか2つでも当てはまるなら上司のせいで残業をしているといえるでしょう。
では詳しく確認していきましょう。
残業する上司より先に帰りにくい
中間管理職など役職を持つにつれて、仕事量は多くなり忙しくなります。
多くの中間管理職はたくさんの仕事を抱えて残業しています。
そのため上司が毎日会社で残業しているという構図が生まれがちです。
上司が残って遅くまで残業しているという企業風土が、部下まで残業する構図の1つになっています。
上司が忙しそうにしているのを横目に直属の部下が早めに帰ろうと
「お先に失礼します」と挨拶すると
「お疲れ様、今日は早いな。数字は大丈夫か」なんて一言が返ってきます。
このような心理が上司より早く帰りにくくするのです。
「何か手伝いましょうか?」
なんて気を使ってしまうと
「悪い。これお願いできるか?」
と余計な仕事をする羽目になります。
時間外で仕事を頼む上司も上司です。
無用な気遣いはいりません。
正々堂々と自分の仕事が終わったら帰りましょう。
残業ありきで仕事を頼まれる
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「今日中にこの資料まとめておいてくれる?」
上司から与えられた仕事が、どう考えても残業しなければ終わらないということがありませんか?
残業代を支払えば残業させてもよい、残業が普通という企業風土は上司が作ってることが多いものです。
上司からの仕事の指示を断るということができる部下はなかなかいません。
仕事の後に予定があるということがない限り、多くの人が残業を受け入れています。
それは日本人の優しさや責任感でもありますが、上司からの評価が下がってしまうという保身でもあります。
頼む側の上司は当然残業ありきですから、部下にも残業ありきな指示を出してしまうのでしょう。
これは上司が変わらないとなかなか部下も変われません。
残業ありきの仕事をどのように断るか、どのように上司を諭すか。
ここが部下から見る課題となります。
任された仕事が多すぎる
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個々に割り振られている予算や仕事量は適正でしょうか?
完全な時給制で働くコンビニや飲食店などと異なり、企業で働く場合は労働時間と仕事量のバランスが崩れることがあります。
就職氷河期を経て、また日本では人手不足、売り手市場といわれる時代になっています。
少子高齢化も鑑み、優秀な人材の確保と維持に企業は躍起になっていますが、なかなか人手の確保ができていないという企業も少なくありません。
すると豊富な仕事量はあるので、1人に対する仕事量のウェイトが増えてしまうということが起こりえます。
根本的な1人当たりの求められる仕事量が、残業をしないと追いつかないレベルになっていることも残業をする原因の1つになっています。
これを改善すべきは上司であり、会社でなければいけないのです。
部下たちはこぞって言うはずです。
「仕事が多すぎて帰れない」
「早く帰ったところでしわ寄せが次の日にくるだけだ」
任されている仕事量を時間で可視化して、自分のキャパシティとのバランスを確認してみましょう。
そして、まずは上司にも残業が不可抗力である仕事量を抱えていることを理解してもらうことです。
⇩残業の上限を知ろう!36協定に関する記事
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早く帰ると評価が下がりそう
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残業が普通になっている会社では、早く帰る社員が珍しい・目立つという状態になります。
早く帰ろうとすると周りの目も
「あいつ早く帰って暇なのか」
「こっちは忙しいのに」
という負の感情がわいてくることもあります。
そして、評価者である上司からの目も気になるはずです。
実際に残業をしない社員の評価を下げる上司がいるのが問題です。
早く帰ると自分の評価が下がりそうなので残業してしまうという悪循環もあるのではないでしょうか?
実際に残業の有無や多さで評価をするような上司であれば間違っています。
時間内でどれだけ生産性を高められるかを本来考えるべきなのです。
説教などに時間がとられる
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会社に在社していることが多い夕方~夜の時間にかけて、上司の指示からお説教が始まるなんてことが常態化している会社もあります。
長い話、遅い時間に捕まる、これらは残業の原因になってきます。
会社によっては毎日夕方から上司への報告タイムが設けられていることもあるようです。
時間外から始まる説教となってはパワハラといえるかもしれません。
管理職は確かに行動の把握から指示を出すことは必要なのですが、長時間拘束したり、時間外で行うことではないはずです。
ただ、実際に上司の説教などが原因で残業となっている会社も存在します。
精神的に参ってしまったり、肉体的な疲労も蓄積されていったりする原因にもなります。
このような会社は離職率も高く社員が定着しません。
部下の立場でできることはまず結果を出して説教されないこと。
本気で頑張ってどうしても無理なら退職を考えることも選択肢です。
残業の理由は上司にある?まとめ
残業の理由は多くの場合、上司に問題があります。
- 残業する上司より先に帰りにくい
- 残業ありきで仕事を頼まれる
- 任された仕事が多すぎる
- 早く帰ると評価が下がりそう
- 説教などに時間がとられる
上司のせいで残業ばかりだと感じるのであれば、これらの理由のうちどれに当たるかを具体的に突き詰めてみましょう。
その理由に応じた対策を考えることが大切なのです。
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⇩残業の減らし方(上司原因による)に関する記事
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⇩自主的なサービス残業に対する会社と社員の主張の違いに関する記事
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