「麻雀が強い人は仕事ができる」というのは時々聞く言葉です。
麻雀はルールが難しそう、4人集まらないとできないなど敬遠している人も多いかもしれません。
しかし、これほど仕事に生きる遊びはないのです。
麻雀は重要なビジネススキルがたくさん詰まっていますよ。
麻雀の基本的なルール
麻雀のルールを知らない人も多いでしょうから簡単にルール説明をしましょう。
アガリに必要な役を覚えるのが大変と思われるかもしれませんが、基本的な役は10個位覚えればはじめられます。
具体的なルールについては、youtubeや書籍でもたくさん出ていますので、調べてみてくださいね。
麻雀で身につく仕事のスキル
麻雀と仕事にはどんな関係があるのでしょうか?
麻雀が強くなることで仕事ができるようになるということは、何か身につくスキルがあるのでしょうか?
確認してみましょう。
臨機応変な判断力と瞬発力
麻雀は4人でテンポよく進めていきます。
局面は1牌1牌代わり、その場その場で瞬発的に判断をしていかねばなりません。
どれだけよい手牌が揃ってていても、誰かのアガリ牌を捨ててしまっては負けとなります。
点数計算をして、何点以上のアガリを作る必要がある、今の手牌での最短ルートや確率など色々なことを1牌1牌で考えながら自分の捨て牌を判断していくのです。
これには臨機応援な判断力と瞬発力が求められます。
麻雀を繰り返し行い、勝てるようになってくると自然にこの力が身についてくるはずです。
>>即断即決する技術を身に付けよ!迷わない力は上司の必須スキル
感情を抑える精神力
自分の思い通りにならないことがあると人はついついイライラしてしまいます。
麻雀は欲しい牌がこなかったり、誰かに振り込んだり思い通りにいかない場面がたくさん出てきます。
その都度一喜一憂して感情を出しているようでは麻雀は勝てません。
常にポーカーフェイスでいないと相手に手牌を読まれてしまいますし、流れが離れていってしまうものです。
よいときも悪いときもドライでいる精神力が試されるゲームです。
強くなる人は感情を抑える精神力を身につけていくのです。
⇩ ⇩怒りやイライラをコントロールする記事!
>>アンガーマネジメントの方法。イライラと怒りをコントロールしよう!
観察力と会話力
4人で行うのが麻雀です。
一度始めると徹夜で行いたくなるくらい長時間やっても飽きることはありません。
麻雀は長時間遊ぶだけに4人で会話しながら行います。
長くコミュニケーションをとること、楽しく会話しながら行うことで会話力が上がります。
4人で5時間も6時間も同じ環境で話すことって意外に少ないと思いませんか。
麻雀のことも麻雀以外のことも、会話を楽しむのも麻雀なのです。
また、相手の捨て牌や仕草を観察して推測することも必要です。
よい牌入ったな、牌悪そうだなといった感覚は観察力が磨かれますよ。
自分を律する忍耐力
麻雀は相手のアガリ牌を捨ててはいけないゲームです。
それは、自分がどれだけよい牌が揃っていても、相手のアガリ牌を捨てたら負けてしまいます。
ときには、相手のアガリ牌を予測して自分のよい牌を崩さなければいけません。
自分のアガリばかりを見ていたら、絶対に負けてしまうゲームなのです。
麻雀が強い人は、この場面で自分を律することができます。
自分の手を崩してでも相手のアガリ牌を捨てない、これを行うには忍耐力が必要なのです。
麻雀のノウハウを仕事に活かそう
麻雀のノウハウを実際の仕事に活かしましょう。
どんなところと関連付けると、「麻雀が強いと仕事ができる」となるのでしょうか?
瞬発的に臨機応変な対応ができる
顧客からの質問に対する瞬発的な回答は営業マンにとって大事なスキルです。
「分からないので確認して連絡する」
このような回答であっても、その言葉を瞬発的に出せるか、あやふやな態度を取ってしまうかで顧客の信用度も変わってきます。
臨機応援な判断力と瞬発的を強化することは、営業においても大切なスキルといえるでしょう。
そして、このスキルは麻雀で身につけることが可能です。
瞬発的な判断の繰り返しの中でうまくいったり、失敗したりをすることで養われますよ。
感情的にならない
麻雀が強い人は、よい場面も悪い場面もあくまで冷静でいられるようなメンタルを身につけています。
これは仕事においても大事なスキルで、嫌な相手でも態度に出さないようにしたり、怒っている相手にも冷静でいることが可能になったりします。
麻雀において感情を出していると、相手に手牌を読まれてしまい不利になるだけでなく、流れも失っていきます。
負けているときに自暴自棄になり、「もう攻めるしかない、どうにでもなれ!」とつっぱると大概負けます。
悪いときでも平常心を保つことが大切なのです。
感情を抑えないと負けてしまうので、感情を制御する練習をしてはいかがでしょうか。
会話と観察で顧客のニーズを見抜く
麻雀は4人で長時間たくさんの会話をしながら遊びます。
そして、その会話の中には相手の手牌のヒントが隠れている場合があります。
カマをかけたり、探りを入れた時の反応を観察してみましょう。
本当のことを言っている、嘘をついているというのが分かることがあるはずです。
同様に、営業も会話の中で顧客から必要な情報やニーズを汲み取れるかが勝負です。
例えば「各社見積お揃いになりましたでしょうか?」と質問した場合の反応を観察してみましょう。
そのときの相手の反応で
- 仕事はある程度どこに発注しようか決めていそうか?
- もう一押し金額詰めれば取れるのか?
- かなり差があるのか?
このような情報がつかめるようになるかもしれません。
目の動き、声の印象、話し方、手先など麻雀で磨かれた観察力が使えると、仕事の幅が広がりそうですね。
麻雀ができる人は仕事もできる まとめ
麻雀と仕事には意外な共通点があることが分かりましたでしょうか?
麻雀が強い人は仕事ができる人ばかりです。
麻雀で勝つためには臨機応変な判断力と瞬発力・感情を抑えた精神力・観察力と会話力・自分を律する忍耐力などが必要です。
そのどれもが営業職において活きるビジネススキルであるといえます。
遊びながら自分を鍛えれる遊びが「麻雀」です。
遊んだことがない人も、少しかじったことがある人も是非麻雀で遊んでみてくださいね。