コピーサイトを運営するようなひどい事例があることは知っていましたが、まさか自分自身がその被害者になるとは思ってもみませんでした。
当ブログの記事がある企業サイトに2記事まるまるコピーされていることを発見しました。
企業が個人ブログを丸パクリするなんて最低ですよね。
今回はブログ記事の盗用をどうやって見つけたのかから、コピー記事を削除するまでを紹介します。
すべてのブロガーさんと、心ないコピーサイト運営者に読んでいただきたいです。
どうやってコピーサイトを見つけたのか
まずはどうやってコピーサイトを見つけたのかを解説します。
見つけたのはたまたまだったのですが、今後はコピーサイトの見つけ方として定期的に確認しようと思っています。
GRCで圏外に飛んだ記事を知る
検索順位チェックツールの「GRC」のスタンダートプランで、キーワードを5000個まで順位チェックできるようにしています。
GRCでは検索順位で並び変えできるのですが、検索上位はずのだったキーワードが圏外に飛ばされているのに気付いたのです。
ズボっと圏外に飛ばされていますよね。
このキーワードは複合キーワードですが、コンスタントに検索上位を取れていた記事でした。
Googleのアプデのタイミングではありましたが、圏外も圏外で10位から100位の外側まで飛ばされるというのはさすがにおかしいと感じたのです。
GRCを導入していなければ多分ずっと気づきませんでした。
Googleで検索
グーグルで圏外に飛ばされたキーワードを検索してみました。
するとどうでしょう?
「なんだ、僕の記事表示されてるじゃん」と思ったのもつかの間、僕のブログのURLではなかったのです。
そして、開けてみるとビックリです。
まったく僕の記事です。
画像・テキスト・見出しの色・強調すべてが同じでした。
内部リンクはコピーされていないってのが間抜けですね。
丸パクリのコピーサイトであることが確定した瞬間でした。
念のためコピーサイトを細かく調べる
コピーサイトを念のため詳しく調べることにしました。
一応コピーチェック。
間違いなくコピーです。
そのうえ、僕の記事は2記事分丸パクリされていることが発覚しました。
そして、こともあろうにコピーサイトは個人ブログではなく、企業サイトだったのです。
会社がコピーサイトを運営しているなんて悪質極まりないですね。
会社のことも色々と調べました。
大阪の会社で資本金1,000万。電話番号・住所・代表者名が律儀に書いています。
さて、このコピーサイトどうしたものか?と対処法について調べながら一つ一つ対策をすることにしました。
コピーサイトへの対処法
コピーサイトへの対処法ということで、いろんなキーワードでGoogle検索。
そして、ツイッターにて対応策を教えてもらうことにしました。
わかったコピーサイトの対処法は以下の通り。
ざっとコピーサイトへの対処法はこのような感じでした。
このうち今回は上記3つについて実施しましたので紹介します。
証拠を残す
まずは自分の記事を盗用されたことを記録として残しておきましょう。
記事が削除されてしまうと、あとあとコピーされていたことを確認するのが難しくなります。
記事を丸パクリしていた証拠として、今回は魚拓で取っておきました。
ウェブ魚拓→https://megalodon.jp/
スクショも念のため取っておきたいですね。
PrtSCや写真でもよいので2重で証拠をとっておきます。
Googleに削除要請をする
丸パクリされている記事については、早急に削除をしてもらう必要があります。
Googleはコピーコンテンツを厳しく取り締まっていますので、削除要請すれば該当記事を削除してもらえます。
Googleサーチコンソールの「著作権侵害による削除」から申請ができます。
これらを入力して削除申請を提出します。
コピーサイトに削除要請をする
Googleへの削除依頼と並行して、コピーサイトに直接削除要請をすることにしました。
まずは盗用記事の削除が最優先です。
コピーサイトのお問い合わせフォームより下記の内容で連絡しました。
お問い合わせを送ったのが21時前くらいでしたので翌日の12時までの期日とし、削除が行われない場合は無断使用についてツイッターなどで公開する旨の内容も追記しました。
今回行わなかったコピーサイトへの対処法について
今回僕は行いませんでしたが、その他の対処法も効果的なので紹介します。
サーバーへの通報は自分の住所・氏名・印鑑登録・運転免許証のコピー・証拠書類などが必要らしく、少し面倒です。
サーバーからのペナルティを与えたいところですが、手間が大きいのでまずは該当記事を消すためにはグーグルと直接の問い合わせが早いでしょう。
GoogleアドセンスやASPを利用しているなら通報するのは効果的といえそうです。
どちらもコピーサイトには厳格です。(ペナルティあるとキツイですよね)
今回はホームーページと自社サービスへの集客のためで、アドセンスもASPも利用していなかったので行いませんでしたが、個人の盗用サイトには有効です。
また、僕のほかにも被害を受けているサイトがいくつもあって、お問い合わせが簡単なところにはメールを送りました。
少しでも被害者が少なくなるといいなと思っています。
コピーサイトとして情報公開は、もう一度僕の記事を丸パクリしたら必ず行うつもりです。
コピーサイト側の対応
コピーサイト側はこちらのアクションに対してどう対応したでしょうか。
- 証拠を残す
- Googleへの削除依頼
- コピーサイトへの削除依頼
これを受けてのコピーサイト側の対応を紹介します。
該当記事を即削除
21時頃削除依頼を送信して30分くらいでしょうか。
該当記事が削除されました。
該当記事削除まで30分。
まだ会社に残っていたのでしょうか。
Googleが削除したのかと思いましたが、Googleは「当該コンテンツが見つかりませんでした」と表記されていたので、コピーサイト側が消したものと思われます。
謝罪はない
お問い合わせの際、メールアドレスも記載しておきましたが当然のように謝罪の連絡はありませんでした。
丸パクリをやり慣れているんでしょうね。
謝罪するにしても言い訳も成立しません。
クラウドソーシングなど外注して、コピーチェックができていなかったとかそれくらいしか嘘の言い訳はできません。
しかし、今回は完全に意図的です。
ソースコードから盗用しているのですから、言い訳や謝罪なんかできないんでしょうね。
ほかの盗用記事は残っている
今回のコピーサイトさんは、ほかにもまだまだコピー記事が残っています。
系列の違うサイトを立ち上げており、そこではSUUMOの記事を丸パクリしている記事もありました。
新サービス名はそもそもLIXILそっくりでそもそも全パクリです。
ほかの被害者さんにも盗用を伝えたいのですが、企業サイトへのお問い合わせは入力必須の箇所が多いのもあってやめることにしました。
記事を盗用された怒りの気持ちの整理
コピーサイトに記事を盗用されていることに気づいたときは、久々に感情的になりました。
自分の記事が圏外に飛ばされているので、実害も出ていますし謝罪もないし。
それでも冷静になって落ち着いてきたので、盗用されたことに対する気持ちの整理について記録しておきます。
Twitterで気持ちを開放したら楽に
Twitterで記事をコピーされたことについてツイートしたら、いろいろなご意見や励ましをもらいました。
僕も怒りをツイートをしてましたからスッキリしました。
励ましの言葉ありがとうございました。
怒りの感情と時間のムダ
怒りの感情は当然強かったのですが、コピーサイトを公表して潰したところで僕にはあまりメリットがありません。
ここに時間と感情を割くのはもったいないなという思いも湧いてきました。
とりあえず該当記事は削除されましたし、あまり深くかかわってロクなことがないかなというのが実感です。
とりあえずはこれ以上深追いしないことにしました。
監視して次に盗用したら企業公開する
一応、コピーサイトは企業情報やホームページ、ツイッターアカウントなどについて押さえています。
今後また何か怪しい動きがないかは監視しようと思っています。
もし、僕のブログに関してまた盗用などや危害を加えるようなことがあれば、企業公開して全力で戦うつもりです。
それまではときどき監視します。
【コピーサイトへの対処法】ブログの記事を盗用されたらどうする?まとめ
完全に記事を丸パクリされていたのに気づいたときには驚きました。
記事の丸パクリは他人事ではなく、意外と身近にあるんですね。
コピーサイトから記事を盗用されて困っている方のために対処法を改めて整理します。
まずは証拠を取って、悪影響のある該当記事を早急に削除させましょう。
コピーサイトの運営者にも読んでもらいたいです。
記事を書いた人の思いを踏みにじるような真似は二度としないでください。
あなた方が気軽な気持ちで盗んだ記事は、誰かが時間をかけて調べて言語化した大切な記事です。
今後同じようなことで嫌な思いをする人が生まれないことを祈ります。