あなたの周りにもいませんか?
職場で話をするときに距離が近い人。
話しかけてくれたり、教えてくれたりするのはありがたいのですが、顔や体の距離が近くて不快感を感じることがありますよね。
なんでそんなに近くに来るのでしょうか?
職場で話をするときに距離が近い人の特徴や、気持ち悪いと感じる理由について考えてみましょう。
なぜ距離が近い人は気持ち悪いのか?
なぜ距離が近い人は気持ち悪いと感じてしまうのでしょうか?
嫌悪感を感じてしまう理由を考えてみましょう。
人にはパーソナルスペースがある
人には「パーソナルスペース」が存在しているといわれます。
「パーソナルエリア」「対人距離」「個人距離」ともいわれますね。
これは、他人に近づかれると不快に感じる距離で一般的に女性のほうが男性よりも広いとされていますが、個人によってこの範囲には差があります。
恋人や夫婦であれば許せる距離であっても、他人だと許せない範囲が存在するのです。
パーソナルスペースに急に入られると気持ち悪い
パーソナルスペースに急に入られると「気持ち悪い」と嫌悪感を感じます。
この距離は人によって異なりますが、体が触れそうな距離や顔の距離が近いと特に気持ち悪いと感じるでしょう。
口臭や体臭を感じるようだとなおさら不快感は増します。
「なんでこんなに近くに来るの?」と、その人の人間性まで疑う人もいるはずです。
それだけパーソナルスペースに入られることは気持ち悪いのです。
職場の人との心理的な距離がある
パーソナルスペースは相手によっても範囲が変わります。
心を許している友達や家族であれば気にならない距離も、職場の人であれば気持ち悪いと感じることもあるでしょう。
これは職場の人との心理的な距離も関係してきます。
嫌いな上司や関わりの少ない同僚から、一歩パーソナルスペースまで入られるだけで嫌悪感を感じることもあります。
職場の人との関係性がパーソナルスペースの範囲を決めているのです。
職場で距離が近い人の特徴
職場で同じ資料を見るときやパソコンを覗くときなど「近くて気持ち悪いな」と感じることがありますよね。
教えてくれる先輩に近いと感じることもあるでしょう。
職場で距離が近い人はどんなタイプの人なのでしょうか?
距離が近い人のタイプを確認してみましょう。
パーソナルスペースの感覚が壊れてる人
パーソナルスペースの感覚は人によって異なります。
2m離れていても近いと感じる人もいるでしょうし、50cmでも近いと感じない人もいるでしょう。
一般的には120~350㎝程度が社会的距離といわれています。
120cm未満まで入ってきても何も感じない人は無意識のうちに相手に気持ち悪いと思われているかもしれません。
パーソナルスペースの感覚が壊れている人は、一歩踏み込んでしまうケースがあるのです。
セクハラなど悪意のある人
セクハラなどの悪意がある人も職場で距離が近くなります。
匂いを嗅いだり、胸元を覗いたりするために距離が近くなるような人です。
相手に異性として意識がある人も無意識に距離が近くなってしまっているかもしれません。
意識的に女性との距離が近い人には注意が必要となるでしょう。
心理的距離が近く感じさせる
単純に心理的距離が遠い人に対して、「距離が近い」と感じさせているケースもあるでしょう。
一般的な社会的距離とされる120~350㎝の範囲でも、仲良くない同僚や嫌いな上司であれば嫌悪感を感じることもあります。
相手との関係性によってパーソナルスペースの範囲は異なります。
相手と自分が考えているパーソナルスペースのずれが気持ち悪さの原因になっているかもしれません。
職場で距離が近い人への対策
職場で距離が近い人にはどのように対処したらよいでしょうか?
対策を考えてみましょう。
悪意ある人には厳正に対処
セクハラなど悪意を持って近くに来る人には厳正に対処しましょう。
上司や会社本部などに報告すれば、多くの場合厳しく注意されるはずです。
直接いえるのなら直接いうのもよいですね。
直属の上司の距離が近い場合は、直接会社に相談してもよいでしょう。
距離が近いとわかっていながら、パーソナルスペースに踏み込んでくる人には制裁を与えたいところです。
あからさまな態度を取る
職場で距離が近いことに対する不快感をあからさまな態度で示してもよいでしょう。
嫌な顔をしたり、少し離れたりして、あからさまな態度を取ることが気づかせるのです。
無意識でパーソナルスペースに踏み込んでしまった人も「近すぎたかな?」とわかれば、今後もう少し距離を取るようになるはずです。
悪いのは自分ではありませんので、態度で気づかせてあげるのも優しさといえるでしょう。
ただし、その不快感にも気づかない鈍感な人もいるので、そんな人には明確に言葉で「少し近いので離れてもらってもいいですか」と伝えるのも手段のひとつです。
最初から距離を取る
最初からパーソナルスペースとしての壁をある程度作ってしまえば、相手はそう簡単には入ってきません。
人と話すときの物理的な距離を最初から取っておくのです。
その壁は見えませんが、これ以上踏み込まないで欲しいという距離は態度で示せます。
自席でも態度や障害物で物理的な距離を最初に設定して、あまりパーソナルスペースに入られないようにしておけば安心できるかもしれませんね。
【職場で距離が近い人】気持ち悪いのですがどうしたらよいか?まとめ
人には「パーソナルスペース」が存在し、一定の距離まで入られると気持ち悪いと感じてしまいます。
パーソナルスペースは人によって異なりますが、会社などで心理的距離の遠い人とは特に不快感を強く感じます。
会社で気持ちよく働けるように、これらの対策で対応していきましょう。