成功体験を積むことが営業を強くします。
強い営業マンほどたくさんの失敗体験と成功体験をしているのです。
特に成功体験を積むことはやる気と自信につながるので、成長するための重要な要素となります。
やる気と自信がつく成功体験の例を交えて解説していきます。
成功体験を積むことが営業を強くする理由
成功体験を積むことでどうして営業が強くなるのでしょう?
なぜ成功体験が営業を強くするのか、その理由から考えてみましょう。
自信がつく
成功体験を積むことで営業マンには自信がつくはずです。
逆に言えば、自信は積み重ねた経験や成功体験を積まなければなかかなかつくものではないといも言えます。
自信がない頃はおどおどしてしまったり、萎縮してしまったりして顧客から不安がられていたかもしれません。
成功体験を積むことにより「これでよいのだ」「自分はうまくできる」と堂々とすることで、顧客に安心感を与えることができるのです。
自信を持つとさらに良い結果を生み出していきます。
成功体験を積んで、自信を持った営業マンは非常に強いのです。
モチベーションがあがる
モチベーションは成功体験に裏付けられることが多いものです。
「よし、やった」「うれしい」という気持ちが次の仕事をするための活力になるはずです。
営業の仕事はモチベーションややる気が大きく関わります。
行動の裁量は営業マン個々にある程度与えられています。
行動の自由が与えられてる分、サボったり気を抜いたりすることが可能です。
そのため、モチベーションが低ければ、ついついサボってしまうということもあるものです。
成功体験を積むことでモチベーションが上がれば、サボれる状況であっても行動することができるのです。
成功体験を次に生かせる
成功体験で積んできた事例を集積していくことで、成功までのフローを描けるようになってきます。
うまくいった事例は他のケースでも生かせることが多いのです。
顧客との話し方、手順、攻略方法など、同じように活用することで成功できることも多いはずです。
成功体験はそれで終わらせるのではなく、次に生かせるように蓄積していくようにしましょう。
どんな成功体験を積むとよいのか?
どんな成功体験を積むとよいのか例をあげてみます。
やる気や自信につながる成功体験について考えてみましょう。
大型の受注経験
普段の業務相場に対して大型の案件受注は大きな自信にもなりますし、その喜びは成功体験として強く心に残ります。
一般的に営業は個々に月の予算が設定されます。
小さい案件から大型案件などを積み上げて予算を達成させていくのですが、受注への力の入れ方は案件によって異なります。
1本で数ヵ月予算分くらいの大型案件となれば、受注のための色々な戦略をたてて営業活動を行うはずです。
1本で数か月分の仕事を受注できると、力を入れて営業していた分その喜びというものは数倍になります。
大型の仕事を受注した成功体験は営業でないと感じられないものであり、これをモチベーションとすることが営業の醍醐味であると考えます。
立てた戦略がうまくいく
戦略を立てて営業活動をしていたものが、ピッタリはまるような成功体験も営業の醍醐味のひとつです。
私自身の経験でいうと、首都圏郊外の市で市場性のありそうな場所を発見し、横展開でローラーエリア営業をかけました。
「A社、B社、C社にご提案しており、A社とはお手伝いする形で今打ち合わせしています。」
このようにA社との仕事は確定していませんでしたがD社に提案しました。
「あそこの会社が使うなら、うちも御社に変えます」
とD社の内定をもらい、次は「D社と取引することになった」ということを武器に各社を営業し、市場を独占することができたのです。
少しズルい部分はありましたが、作戦がピッタリはまり気持ちよかったです。
他の会社が使っているというのは強い武器になるという成功体験でした。
会社から評価される
成功体験の結果といえるかもしれませんが、会社から評価されることも成功体験の一つです。
トップセールスを上げて社内で表彰される、臨時ボーナスが入る、給与が上がる、昇進するということは会社から評価されている証拠です。
会社から評価されることは非常にうれしいことです。
自己評価でどれだけがんばったといったところで、他者からの評価が無ければ意味がないのです。
また、「会社から評価された」「給与があがった」という成功体験が、また次に頑張ろうという活力になるはずです。
成功体験を積むことで営業は強くなる まとめ
成功体験を積むと自信がつき、モチベーションに大きな影響があります。
営業にとって自信やモチベーションは大事な部分で数字にも大きく関わります。
営業の仕事を始めたけど面白くない、やりたくないという人は一度ガムシャラにやってみることをおすすめします。
きっとどこかで成功体験を得ることができるはずです。
面白くないと思っていた人も成功体験を積むことで、営業の仕事の面白さに気付けるかもしれませんよ。