BtoC営業(対個人営業)はきついといわれています。
BtoB営業(法人営業)に比べ、なぜBtoC営業がきついといわれるでしょうか?
BtoC営業がきついといわれるのには、大きく10個の理由がありますので確認してみましょう。
BtoC営業とは何か?
BtoC営業とは何かから整理していきましょう。
BtoB営業との違いを理解することが大切です。
BtoB営業とBtoC営業
BtoB営業のBはBusiness(法人)です。
法人対法人の商取引をする営業スタイルを示します。
BtoC営業のCは消費者(Consumer)です。
法人対一般消費者、つまり個人を相手にした営業スタイルを示します。
⇩BtoB営業とBtoC営業の違いについてはまずこちらをご覧ください。
>>BtoB営業とBtoC営業の違いとは?【分かりやすい比較表付き】
BtoC営業の種類
BtoC営業はどんな仕事が当てはまるでしょうか?
BtoC営業は大きく2つに分けられます。
来店型には訪問型が含まれる業種もありますが、大きく分けて訪問型営業と来店型営業に分かれます。
すべてこれらの業界がBtoC営業というわけはありません。
法人を相手にしている業界もありますので、これらの業界の一部がきついといわれるBtoC営業なのです。
>>営業職の種類は多い!相手・方法・業界から自分に合う営業職を探そう
BtoC営業のメリット
きついといわれるBtoC営業ですが、メリットも挙げておきましょう。
給与面ではBtoC営業は高い会社が多いといえます。
自ら仕事を取りに行く営業はほとんどが新規営業のため、インセンティブ制を採用している会社も少なくありません。
20代にして1,000万円プレイヤーもたくさんいる業界です。
自分の結果が直結する仕事が多いのがBtoC営業の特徴です。
なぜBtoC営業がきついといわれるのか?
BtoC営業はきついといわれる仕事です。
給料面がいい分・大変な要素も目立ちます。
業界によって異なりますが、BtoC営業がきついといわれる10の理由を挙げてみましょう。
それぞれの理由を解説していきます。
ニーズの無い個人への営業がきつい
BtoC営業で最もきつい点と言えば、ニーズの無い人に営業しなければいけない点です。
欲しいと思っていない人に買わせるということはとても難しいことです。
欲しいと思わせる、必要と思わせるトークが必要です。
個人への訪問営業であれば、「保険に興味ないですか?」と言われても結構無下に断りますよね。
ニーズがあるところに営業にいけば話を聞いてもらえますが、話を聞いてもらうハードルが高いのがBtoC営業の特徴です。
なかなか売れないのがきつい
BtoC営業はニーズが無いところから生み出すことがきついといえます。
地主を回ってマンションを提案するようなBtoC営業では、1年間で1本も契約が取れなかったという話もあります。
なかなか売れない仕事というのはモチベーションを維持するのも大変です。
契約が取れたという成功体験がなかなかつかめないと、さらにやる気が低下していくことになってしまいます。
成績に波があるのがきつい
BtoC営業は安定した受注が難しく、成績に波が起こりやすいのがきついですね。
顧客が対個人であるため、安定的に供給されるような大口顧客を捕まえるのが難しいといえます。
トップセールスを挙げていた営業マンも、翌月にはまたゼロから積み上げなければなりません。
単月の数字を常に追い続けなければならないのは、きつい部分といえるかもしれません
リピートが少ないのがきつい
BtoC営業は新規営業が中心です。
一回販売した人からリピートがくることはありますが、その頻度はかなり低いはずです。
紹介してもらったりしながら常に新規営業し続けなけれならないのです。
受ける依頼が少ない分追い続けなけらばいけないので、BtoC営業のきつい部分といえます。
上司からの圧力がきつい
BtoC営業は結果が出にくい分、上司からの圧力もきつい会社が多いのが実情です。
数字の波がある、結果が出ないとなると上司からの圧力がかかってきます。
厳しい口調で叱咤され、報告を求められる日々が続くのはきついかもしれません。
結果が出ない人ほど上司から圧力がかかります。
商品単価が安いのがきつい
BtoB営業に比べるとBtoC営業は商品単価が安いのが特徴です。
仕事のスケールで考えると、対法人よりもスケールが小さく感じてしまうかもしれません。
個人が動かせるお金には限界があります。
そのため仕事の規模自体はBtoB営業のほうが大きくなります。
大きなお金を動かせないのは営業としてきついと思われる方も多いのです。
個人に決断させるには高いのがきつい
商品単価はBtoC営業は低いのですが、個人からすると大きな買い物となる商品が扱われます。
保険にしても、不動産にしても大きな出費を伴う商品です。
そのため、個人に決断させるには高くて売るのは難しいのはきついですね。
コンビニで気軽に変えるような商品ではありません。
個人にとってはよく考えて買わないといけない商品を売っているのがBtoC営業です。
>>営業のクロージングとは?失敗例から正しいクロージングの方法をつかもう
不定期な出勤がきつい
個人を相手にすると、平日は仕事をしている人が相手になることが多いものです。
土日出勤は当たり前で不定期な休みが多い業界であることはきついといわれる理由ですね。
サラリーマンなのですが、一般的な土日休みという業態ではない会社が多いので考慮しておきましょう。
残業が多いのがきつい
BtoC営業は顧客となる個人がターゲットなので、仕事終わりの時間も営業に充てられます。
そのため、18~20時くらいまでの時間はコアタイムとしている会社も少なくありません。
日中のスタートが遅くても、夜遅いので帰りが遅くなりがちです。
また、残業として夜の時間を充てられることもあり、残業が多いのはきついですね。
給料は成績次第なのがきつい
契約を取ることが難しい分、インセンティブなど充実していることが多いのがBtoC営業です。
ただ、逆に言えば結果が出ないとインセンティブは支給されません。
BtoC営業は給料と直結する分、常に数字がまとわりついてきます。
成績が上がらない営業マンは給料にも影響が出るのがきついかもしれません。
なぜBtoC営業はきついといわれるのか?
BtoC営業がきついといわれる理由は大きく10個です。
基本的には給料がいい分きついということです。
何を優先するかで働き方は変わります。
お金を優先したのであれば、同年代よりもずっと稼げるはずです。
自分が何を誰に売るのかということを、よく整理して業界を選ぶようにしましょう