残業させない会社を作った成功例!結論:管理職が残業しないことから始まる

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営業マネジメント

残業しない・させないと会社側がいろいろと試しても、なかなかうまくいかないことが多いですね。

残業させないようにしたいのにうまくいかなくて、頭を抱えている管理職の方も多いでしょう。

そこで、残業をさせない会社を作った成功例を紹介します。

論は管理職が残業しないことが一番効果的な解決策です。

2年間管理職が残業をやめたことで、残業をしない組織を作り上げることに成功しましたので、残業させない組織を作りたい方の参考になれば幸いです。

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残業させない会社を作った成功例

管理職が残業をやめることで部下も残業しない組織になりました。

実例のひとつとして紹介します。

管理職が残業をやめる

管理職である私が残業をやめるまでは、18時の定時に対して20時~21時までの残業が当たり前の組織でした。

⇩定時帰りを始めたきっかけはこちらをご覧ください。

しかし、思い切ってスパッと今後一切残業しないことを決めたんです。

意思表示は部下の前で高らかに「ちょっとみんないいかな?俺、今日から毎日定時で帰るから」と宣言。

強い決意を持って臨めばどうにかなるものですね。

朝活とセットに定時帰りを始めたので、翌早朝もうまく使って定時帰りを2年継続しました。

部下も残業させないようにしようと考え始める

管理職自身が残業しないように工夫をしていると、不思議なことに部下も残業させないようにしようという気持ちが湧いてきました。

残業をなくすためには無駄をなくすことが大切です。

業務の中にある無駄を潰していくと無駄が見えてくるんですね。

見えてくるのは管理職としての仕事の無駄だけではなく、部下の仕事の無駄もです。

より効率的に働かせることが、より良い組織になると考え始めます。

自分が残業しないだけでなく、部下を含めて残業しない組織が目標に代わった瞬間でした。

結果的に部下も残業しなくなる

管理職が会社にいなくなることで上司の目がなくなります。

残業している理由のひとつに「上司が残業しているから帰りにくい」があるはずです。

上司が真っ先に帰っている会社は自分の好きなタイミングで帰れるようになります。

意外と上司が残業しているから、みんなが残業しているから残業している人も多いのです。

しかも、管理職が残業しないで働く仕組み作りを進めると、部下も残業しなくなってきます。

私が残業をやめて2年。

定時の18時にはほとんどの社員が帰る組織になりました。

残業させないために必要なこと

残業しない・させない会社にするために仕組み作りも取り組みました。

さすがに、管理職が残業しないだけで残業させない会社にするのは難しかったんですね。

残業しない・させない会社にを作るために必要だったことを紹介します。

結果による成果主義

結果による成果主義であることは部下全員に明言していました。

働いた時間で評価はしない”ということです。

残業しても定時で上がってもどちらにしても評価が変わらないなら、残業しないほうが自分の時間を作れていいですよね。

営業は数字で定量的に評価できます。

定量的な評価については>>正しい定量目標の立て方!人事考課で差がつく正しい定量目標とは?をごらんください。

もちろん過程や取り組みも評価しますが、労働時間ではなく価値で評価することを明確にしておくのです。

成果主義が浸透してくるとムダな残業しようとは思わなくなってくるのでしょうね。

仕事量のバランス調整

残業させないようにするには管理者側で仕事量のバランスは随時見直すことが大切ですね。

社員ごとに仕事をさばけるキャパシティが異なります。

キャパシティの広げ方について詳しくは>>キャパシティが狭い人の特徴とキャパシティを広げる3つのポイントをご覧ください。7

 

キャパシティを越えた仕事量があれば、残業に繋がってしまいます。

営業職は自ら取りにいく仕事量は調整できますが、与えられる仕事は自分自身で調整できません。

 

管理職は社員ごとに持っている仕事量を定期的に確認し、割り振りのバランスを調整するとよいでしょう。

私の会社では週1の営業会議で仕事量の把握と見直しを行っています。

どこでも働ける環境作り

残業する原因のひとつに場所に縛られることがあげられます。

会社でしかできない仕事が多ければ多いほど残業は増えます。

 

営業職は移動時間のムダが大きいんですね。

自宅からでも処理できることが多くなれば、勤務時間の短縮につながります。

 

私の会社はマイクロソフトのオフィス365を導入したことで飛躍的に業務効率が向上しました。

会社には共有クラウドサービスの導入をお願いしてきましたが、会社の協力があってこそテレワークは成立します。

会社を動かす政治力と会社の理解も残業しない会社には求められます。

残業しない組織はどうなる?

残業しない・させない組織を作り上げると社員にも変化が見られるようになります。

残業しない組織の変化を確認してみましょう。

不満が減る・離職率が下がる

新卒の離職原因を見ると「労働時間・休日・休暇の不満が1位となっています。

新卒が辞める理由について詳しくは>>【新卒が仕事を辞める理由10個】退職理由は次のステップへ活かそう!をご覧ください。

多くの人は残業したくないのに残業せざるをえない環境に苦しんでいるわけです。

管理職が積極的に残業削減に取り組み、実際に残業のない会社で働けるのであれば働きたい人も多いはずです。

 

残業による不満が減ることは、離職率の削減に直結します。

実際に私の会社では営業マンは2年間誰も辞めていませんし、労働環境に関する不満が出なくなりました。

結果にこだわるようになる

残業しない・させない組織になると、結果に対してよりこだわるようになりますね。

私は部下たちに結果を出しさえすればサボっても構わないと伝えています。

 

これは成果主義を明言していることとも関連してきますが、自分の評価が労働時間ではないことを理解している証拠でもあります。

社員が結果にこだわるようになると結果も出るようになるんですね。

 

個人予算や会社全体の予算達成が直接自分たちに返ってくるので、数字への執念は強くなりますよ。

自立した社員が育つ

残業する社員が少ないので残業しようとはみんな思わなくなります。

そして、限られた時間の中で結果が求められるので、時間の使い方を個々で考えるようになります。

(もちろん上司として、ムダな手順があれば是正するように指示もしています)

 

与えられる仕事量はバランス調整で標準化していますので、自分で考えてスケジューリングをしなければ結果との両立ができないんですね。

 

この手順で仕事を行うようになると、与えられた仕事をするのではなく、自分で時間配分を考えて仕事を創るようになります。

 

結果として自立した社員が育ってきます。

残業しない組織なのに結果が出続けるのは、社員の自立による部分も強いのではないでしょうか。

まとめ:残業させない会社を作るには管理職が残業をやめよう!

残業しない・させない会社にしたいと考えていても、管理職が残業している限り残業しない会社を作るのは難しいでしょう。

部下も残業させないようにするには、まず管理職が残業しないことから始まります。

そして、管理職自身の意識改革と仕組み作りが絶対条件です。

残業させない会社を作った成功例から学べることはたくさんありましたので、残業させない会社を作りたい方は是非参考にしてみてください!

 

⇩書籍には定時帰りを実践する手段を詳しく解説していますのでよかったらご覧ください。