部下に残業させない工夫。管理職が残業ゼロ7か月継続で見えた変化

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営業マネジメント

管理職が残業ゼロを続けていくと、部下にも残業させない工夫をしようと考え始めます。

管理職のせいで残業を余儀なくされる組織も多いといえます。

 

しかし、管理職が残業ゼロの組織にあっても、無駄な残業を行う社員はいるのです。

残業の多い社員を改善させる工夫を考えてみましょう。

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管理職の残業ゼロで見える変化

管理職が残業しない働き方を取り入れると部下の動きにも変化が見られます。

 

残業しない管理職の経緯はこちらから

>>「定時で帰る」を営業管理職が継続するとどうなるかを検証します!

 

上司がいるから帰りにくい」という条件がもうなくなるのです。

どんな変化が見られるのか確認してみましょう。

部下の残業は二極化する

部下の残業は管理職の残業ゼロにより二極化します。

残業をやめる部下と残業を続ける部下にです。

 

上司がいるから帰りにくいという状況が、部下の残業を誘導していることは間違いありません。

 

仕事が終わったら先に帰っていいよ」といったところで、残業する雰囲気というものはあります。

 

ただし、仕事の絶対量が変わるわけではありませんので、残業をやめる部下も働き方を工夫するようになるのです。

 

つまり、残業をやめる(働き方を工夫する)部下と、残業を続ける(働き方を変えない)部下で二極化されるのです。

早朝出勤を始める

残業をやめる(働き方を工夫する)部下は早朝出勤を始めます。

>>早朝出勤に今こそ切り替えよう!早朝出勤のメリット・注意点・続け方

 

社内事務が残業をやめることでなくなるわけではありません。

仕事量は残業しようがしまいが同じです。

しかし、仕事の生産性に大きく差があります。

 

ダラダラと話しながら仕事をする残業と、シャキッと早朝の社内少人数で行う仕事では事務処理スピードが全く異なります。

 

これに気づけた一部の社員は早朝出勤を始め、残業を全くしなくなります。

管理職が残業ゼロをする効果はこんなところに現れます。

直帰が多くなる

残業をやめ、早朝出勤をする部下は直帰が多くなります。

早朝に社内事務を行いたいので、中途半端な時間にスケジューリングを組まないんですね。

 

必要な事務処理時間を確保して午後に予定を集中させる。

そして会社には戻らない。

 

移動時間を含め、どれだけ効率的に動くかを徹底的に考えて行動するようになります。

この残業をやめた部下は全支店でトップセールスを記録しています。

 

1人でこなせる仕事量を拡大させる効率的な働き方を手に入れたのです。

>>優秀な営業の1日のスケジュール。効率的な動き方を考察する

 

部下に残業させない工夫を考える

残業をやめる部下と残業を続ける部下。

二極化した部下に対し、管理職がフォーカスすべきは残業をつづける部下です。

 

どうやって部下に残業させない仕組みを作るか?

これが管理職が考えるべきことです。

仕事の段取りの見直し

残業している社員というのは仕事の段取りに問題があることが多いものです。

 

事務に頼めるような仕事も自分で行っているから、残業する羽目にはなるのです。

>>営業事務の仕事内容と育てるメリット!営業事務が育つと営業は楽になる

 

得てして残業する人材は仕事の段取りが下手で、人に頼むことが後回しになったり、頼めなかったりします。

 

部下に残業させないために管理職は、誰にでもできる仕事や事務に頼める仕事を先に頼むように仕向けることが大切です。

 

仕事の段取りの見直しを仕組化しましょう。

時間の使い方を教育する

部下に残業させないように時間の使い方を教育しましょう。

 

多くの残業している部下は優先すべき仕事の整理ができていません。

やるべき仕事のリストを作成させて、優先順序を見直しましょう。

 

このやるべき仕事のリストは常に共有するのがおすすめです。

おそらく無駄な仕事に時間を割いたり、誰にでもできる仕事を自ら行っています。

 

仕事の段取りと時間の使い方はセットで管理するようにしましょう。

>>「忙しい!」「時間がない!」を解決するタイムマネジメントの極意!

 

抱えている業務の分散をする

部下が残業しないように仕事の段取りや時間管理をしたところで、うまく回せない部下というものは存在します。

 

部下の処理できるキャパシティを超えてしまっているのかもしれません。

 

そのときは、一旦抱えている業務や顧客の割り振りを考えて、業務の分散をするの1もつの手段といえます。

 

部下個人の能力の見極めが管理職には求められるのです。

残業しない派に巻き込む

残業してもいいから自分のペースで仕事をしたいという、心理作用から残業する部下には残業しない派に巻き込むことが有効です。

>>サービス残業は自主的に行ってもダメ?会社と社員の主張の違い

 

このような社員は残業している自分に心酔していることもあります。

  • 残業している俺偉い
  • 自分のペースで働きたい
  • 仕事が多すぎのは会社のせい
  • 残業しない奴は仕事をしていない

 

残業する派が多いと悪い考え方が蔓延します。

残業する人は残業する人同士で集まり、不満を言い合うことも推測されます。

 

残業しない派に巻き込んで、残業しないほうが自分にメリットがあることを理解させるようにしましょう。

予定を夕方に入れさせ直帰させる

残業の多い部下には予定を夕方に入れさせ、直帰させるようなスケジュールを組むのも効果的です。

 

会社に戻ってこないスケジュールを組むことで、半強制的に部下に残業させないようにします。

 

残業できない分の仕事は翌朝に処理させるようにすると、残業するメンバーの集まりが崩れます。

 

残業しているメンバーも一人いないと早めに帰ったりします。

いつも決まってサービス残業している部下も、仲間がいないと早く帰るようにもなるかもしれません。

 

残業の多い部下には直帰するようなスケジューリングを組むことも手段の一つといえそうです。

>>管理職が定時退社を8か月継続!部下の変化と次に打つ一手とは?

 

部下に残業させない工夫 まとめ

管理職が残業ゼロになっても、サービス残業をし続ける部下というのいるものです。

サービス残業はたくさん働いてくれるよい人材ではなく、会社に悪影響を与えかねい人材です。

 

部下に残業させない工夫を凝らして、残業の少ない組織作りをすることが管理職にはこれから求められます。

 

  • 仕事の段取りの見直し
  • 時間の使い方を教育する
  • 抱えている業務を分散する
  • 残業しない派に巻き込む
  • 予定を夕方に入れ直帰させる

 

これらの工夫で部下に残業させない組織にしていきましょう。