あなたの周りには有給を取りまくる人はいますか?
有休を取りまくる人に対してどのように思いますか?
有給に対する感覚は人をそれぞれですが、実際に管理職が感じている感覚と周りの同僚の感覚は異なっています。
有給を取りまくる人に対して周りはどのように考えているのかを確認してみましょう。
有給を取りまくる人に対する管理職の考え
有給を取り巻く人に対して、管理職はどのように考えているのでしょうか?
いろいろなタイプがいますので、あなたの上司がどのタイプなのかを見極めましょう。
有給は権利だから構わない
「有給は権利だから好きに取りなさい」このように考えている管理職の元で働くのが一番よいですね。
どんな理由で休もうが構わないと考えている管理職です。
たくさん有休をとりまくろうが、会社既定の範囲内でなければ問題ないと考えています。
ただし、周りに迷惑をかけるのは考えものです。
中途半端な仕事で周りがフォローしなければならなかったり、仕事を頼んでばかりしていたりするのなら、自分の責任を果たしてから有給を取るように指摘されるでしょう。
扱いにくい困った部下
有給をたくさんとられると業務にも支障が出たり、周りにもよくない影響が出たりすることもあるので管理職としてはあまり取らせたくありません。
しかし、有給の権利を主張されると管理職としても認めざるを得ないわけです。
ここで、有給について咎めても部下から「有給は権利ですから」と色々といわれそうで面倒です。
扱いにくい困った社員としてのレッテルを貼って、あまり関わらないようにと思っている管理職も少なくないでしょう。
結果が出ていないなら許さない
有休を取ることと結果を引き換えに考えている管理職も多いですね。
「結果が出ていないのに有休を取るのか」と直接叱責されることもあるでしょう。
有給は権利ではありますが、自分の責任を果たしたうえで申請しないと、評価を下げられる心配があります。
結果を出すor巻き返すことが有給取得の条件となっています。
このように考えていそうな上司の元では、なかなか有給を取りにくいのが実態です。
結果が出ていなくも有給を取りまくる人であれば、厳しい評価を管理職はするでしょう。
会社の風紀を乱すな
有給を簡単に取る人が会社にいると風紀が乱れると考えている管理職もいます。
一番有給を取りにくい上司ですね。
そんな上司を前にしても「権利だから」と有給を取りまくろうものなら、叱責やパワハラなどまで考えられます。
このような上司の元では有給を取りまくる人はほとんど生まれません。
そもそも有給を取るのが難しい時点で、ブラック企業である可能性も高いですけどね。
有給を取りまくる人に対する同僚の考え
有給を取りまくる人に対して同僚はどのように考えているでしょうか?
同僚の立場で考えてみましょう。
休んでばかりでズルい
「有給を取りまくってズルい」と考えている人が多そうですね。
日本人は真面目ですから、なかなか有給を使い切っている人も少ないでしょう。
たくさん休んでいるなら、休んでいない自分を評価してほしいと僻みや妬みの感情も生まれてきます。
有給を取りまくっている人と自分が同等の評価なら怒る人もいるでしょう。
自分があまり有給を取らないのであれば尚更です。
いない分のサポートさせられる身にもなれ
周りに迷惑をかけながら有給を取りまくっているのであれば、快く思う人はいませんね。
休む分のサポートをしなければなるということは、自分の仕事が増えるということです。
多くの会社では人材不足です。誰か一人休むとその分の仕事を誰かが分担しなければいけなくなります。
周りに迷惑をかけてでも有給を取る人に対しては、自分の責任を果たしてから休んでほしいと思うのも当然です。
勝手にしたらいい
「有給を取りたいなら勝手に取ればいい」と思っている人も多いでしょう。
周りに迷惑をかけずに休んでいるなら、周りがとやかくいうことではありません。
それでも有給をたくさん取る人に対して、好意的に思う人は少ないのが実態です。
「あの人が有給を取りまくるから、私も有休を取ろう!」とはなかなかなりません。
上司から有給を取るような社風でないと、簡単には休みにくいのが実情です。
有給を取りまくる人の考え
有給を取り巻くる人自体はどのように考えているのでしょう?
有給を取り巻くる人の立場に立って考えてみます。
権利なんだからいつ取ってもいいでしょ
「有給は権利なんだからいつとってもいいでしょ」と周りに迷惑をかけてでも取得する人もいます。
確かに会社に規定に応じて、有給は支給されますので管理職も有給申請をはねのけるわけにもいきません。
権利だと強く主張して、迷惑をかけてでも有給を取っていると会社での居場所がなくなってしまう可能性もあります。
ただ、そんな事お構いなしという人には厳しい評価や異動も覚悟しなければなりません。
全部使わないともったいない
せっかく有給があるんだから、全部使わないともったいないと考えて、なるべくうまく有給を取ろうと考えます。
確かに有給は一定期間でリセットされてしまうこともありますので、使えるだけ使ったほうがお得です。
ケガや病気になることも考えて、ある程度余裕を持って有給は使うのがベストですけどね。
給料や自分の評価よりも自由
有給を取りまくる人はあまり自分の給料や評価を気にしていません。
会社や同僚から快く思われていなくても、自分の自由を優先したいと考えているのでしょう。
ある意味幸せない生き方といえるかもしれません。
周りに迷惑をかけていなければ、会社からの評価も下げずにうまくやれる人もいるはずです。
有給の上手な取り方
どのように有給を取れば、周りに迷惑をかけずにすむでしょうか?
有給の上手な取り方を考えてみましょう。
自分の仕事は終わらせておく
自分の仕事をしっかりと終わらせたうえで、有給を取れば周りもなんとも思いません。
自分の仕事や責任を果たしたうえで有給申請をするのがおすすめです。
仕事の価値は労働時間ではなく、会社に対する価値です。
結果を出していれば、残業をしなくても有給を自由に取っても評価してもらえるはずです。
周りに根回しをしておく
自分が休むことでどうしても周りの負担が増えてしまう場合には、事前に周りに根回ししておくとよいでしょう。
休む予定日を告げ、引継ぎが必要な内容を整理しておくことで負担は軽減されます。
また、同僚の有給をサポートするようにすれば、気持ちよく休みが取れるようになるはずです。
みんなで有休を取りやすい環境を作りにいければいいですね。
余裕を持って上司に申請する
上司にも有給申請は余裕を持って行いましょう。
有給取得の頻度が多くても、自分の責任を果たし、結果を出しいているなら上司も何もいわないはずです。
有給を取ってリフレッシュして仕事をする部下を見れば、上司もまた有給を取りやすい環境を作ろうと思うかもしれません。
有給を取りまくる人をどう思う?まとめ
有休をとりまくる人に対して、感じていることは管理職や同僚によってもずいぶん違いますね。
管理職にしても同僚にしても、有給を取りまくる人には快く思っていないケースのほうが多いといえるでしょう。
有給は労働者の権利ではありますが、周りと連携をとってこそ気持ちよく取得できます。
管理職や会社が自由に有休を取れる環境を作ることもまた重要ではないでしょうか。