営業マンの特権でもある直行直帰。
自宅から直接客先に行くのが直行。
客先からそのまま帰宅するのが直帰です。
この営業マンの直行直帰ですが、特に直帰を活用するのがおすすめです。
なぜ直行型よりも直帰型をおすすめするのか?
3つの理由を解説します。
営業が直帰できる条件
営業が直帰をするには条件があります。
当然ですがサボるような直帰はダメなんですね。
営業が直帰してよい状況とはどんな状況なのか解説していきます。
アポイントや予定が夕方
営業マンが直帰するためには、顧客とのアポイントや予定が夕方に入っていることが条件になります。
当然行ってきますと架空の外出をでっち上げて、早く帰るのは反則です。
顧客の都合で16時~18時頃でしか調整できないとなれば、直帰も仕方ないですよね。
遠方にいて、会社に戻ってくる時間が定時をオーバーするようなら仕方ないですよね。
原則的には会社に戻ってきても、すぐに定時を超えてしまうような時間に外出先にいることが条件になります。
管理者への報告
会社への報告なく、勝手に直帰をしてはいけません。
原則的には上長である管理者への報告し、許可を得た上で直帰します。
理由や状況によっては認めてもらえない可能性もありますので、必ず直帰の理由を含めて報告することが大切です。
ただ、会社によってはある程度営業マンに直行・直帰の裁量を与えています。
会社に戻る時間が定時を超えるのであれば、原則的に直帰は認められるべきです。
共有カレンダーなどで直帰の予定を記録しておけば、直帰を許可している会社も増えています。
会社のルールを守ったうえで直帰は行うようにしましょう。
会社に戻らなくてもよい状態ができている
営業マンが会社でしかできない仕事を残していたり、当日中の仕事が残っているのであれば会社に戻る必要があります。
結局、残業をすることになる原因は営業マンが会社に残務を残しているからなのです。
直帰するつもりであれば翌日の準備もしっかり行い、会社に戻らなくてもよい状態が出来ていることが条件になります。
行動の計画性が重要になりますね。
直行よりも直帰をおすすする3つの理由
直行も会社への通勤時間を削減できる手段です。
しかし、直行よりも直帰をおすすめするには3つの理由があります。
- 家族との時間を作れる
- 残業しなくて済む
- スケジュールを組むのがうまくなる
これらが大きなメリットですね。
確認していきましょう。
家族との時間を作れる
子どもと平日にふれあえる時間を持てていますか?
定時に帰ったとしても通勤時間がかかります。
少しでも残業して19時頃に帰社となれば、自宅に着くのが20時頃となるサラリーマンも少なくないでしょう。
子どもが21~22時頃に寝るとなると、家族の時間はほとんど持てません。
しかし、直帰をうまく活用すると定時頃に自宅にいられることもあるはずです。
普通に定時に帰社しても通勤時間分は時間がかかるので、直帰と同じようにはなかなかいかないものです。
直帰することで、普段の定時退社よりも家族時間を増やせることはメリットの1つといえますね。
残業をしなくて済む
夕方に会社にいないことで半ば強制的に残業を避けることができます。
会社にいると上司や同僚が残業していて帰りにくいこともあります。
できる仕事がたくさん見えて、自ら残業してしまうこともあります。
上司から仕事を振られることもあるかもしれません。
しかし、直帰をしていれば残業をしなくて済みます。
環境が残業をさせている側面もあるのが現実です。
スケジュールを組むのがうまくなる
直帰するスケジュールを組もうとすると、効率的な行動をしなければなりません。
当日中のスケジュールだけでなく、翌日の準備も必要になるのでスケジュールをしっかり管理する必要がでてくるのです。
その分、直帰を繰り返すうちにスケジュールを組むのがうまくなっていきます。
半強制的により効率的な動きをしようとするのはメリットといえるでしょう。
営業マンが直帰を増やすコツ
営業マンが直帰を増やすにはどうすればよいでしょうか?
直帰を増やすためにはちょっとしたコツがありますのでご紹介します。
早朝時間を有効に使う
直帰や定時上がりと相性がいいのが早朝時間の活用です。
早く帰る分、早朝出勤や早朝に一日のスケジュールを考えておきます。
早朝時間を有効に使うことで、直帰や定時帰りを繰り返すことが可能になります。
逆に、朝バタバタしたまま一日をスタートさせると、やるべきことを忘れていたり、段取りが悪くなったりして残業に繋がります。
早朝時間の活用は、直帰と合わせて活用しましょう。
>>早朝出勤に今こそ切り替えよう!早朝出勤のメリット・注意点・続け方
会社の理解を得る
直帰を繰り返す勤務を勝手に行っていると、上司や同僚から目を付けられてしまう可能性があります。
世の中にはまだまだ残業至上主義の文化が残っている会社もありますので、会社の理解を得ることも不可欠です。
特に上司には直帰の報告や周知が必ずされるようにしておきましょう。
無断で行ったり、行動スケジュールが分からない動きをしていると禁止される可能性もあります。
そして、上司にもなるべく直帰するスケジュールを組むつもりであることを、理解してもらうことが大切です。
面談の場などで、働き方やスケジュール管理の考え方について、話しておくとよいでしょう。
結果は必ず出す
結果が悪いと定時帰りや直帰が多いことを関連付けられます。
「直帰ばかりしているから成績が悪いのだ」
こんなふうに言われるのは嫌ですよね。
そのためには必ず結果で証明しましょう。
時間の効率化で生まれてきた時間は、全力で受注活動に使うのです。
結果を必ず出すようにしないと、働き方を非難される可能性がありますので注意しましょう。
営業マンは直帰をしよう!まとめ
営業マンは直帰することで大きな3つのメリットを得られます。
- 家族との時間を作れる
- 残業しなくて済む
- スケジュールを組むのがうまくなる
これらは直行中心の行動をしているとなかなか得ることができません。
直行で朝ゆっくりする時間は無駄になりがちです。
結果も伴いませんし、後ろに仕事も押してきます。
営業マンは直行型よりも直帰型にしたほうが、メリットのある働き方ができますのでぜひ試してみてください。