管理職は部下のやる気を維持・向上させることが重要な役目となります。
そのためには、部下のやる気を上げる言葉をかけることができるかが大きなカギとなります。
部下の褒め方やタイミングのコツを覚えていきましょう。
褒め言葉の具体例も参考にしてみてくださいね。
部下を褒めたほうがよい理由
部下の褒め方を考える前になぜ褒めたほうがよいのでしょうか。
まずは、褒めたほうがよい理由を確認してみましょう。
部下は褒められないとやる気がなくなる
部下が思い通りに動かないし、一生懸命さも足りないと感じることもあるでしょう。
そんなときはついつい叱ってばかりになりがちです。
叱られたり、注意されたりし続けるとやる気がなくなっていくのは、部下も子どもも同じです。
注意や叱責は一時的には問題点を改善できても、中長期的に見るとモチベーションを上げる言葉をかけてあげた方が営業マンは伸びることに気づきます。
叱ってばかりでは営業マンのモチベーションが低くなり、思ったような成果は上がらないのです。
営業は主体的な行動が求められる仕事です。
主体性を高めるには褒めてモチベーションを高めることが必須なのです。
>>営業をやる気にさせる7つの方法!管理職次第で部下のやる気は大きく変わる
部下の良いところが見えてくる
管理職が部下を褒めようと考えると、部下の良い部分を見ようと目を凝らします。
すると、ついつい叱ってしまう部分も、良い一面があることに気づかされることがあります。
例えば、仕事が遅くていつまでも残業している部下は、仕事が終わるまで頑張る責任感のある一面が見えます。
話し方やビジネスマナーから教育が必要な新人も、0から指導することで悪癖をつけないように指導できると考えることができます。
部下を褒めようとすると良いところが見えてくるのです。
悪い部分を是正することも大事ですが、良い部分を確認することが強い組織作りには大事なのです。
⇩強い組織の作り方とは?
>>強い組織の作り方。マニュアル化と人材の育成に重点を置け!
部下のやる気を引き出す褒め方とタイミング
部下を褒めて伸ばそうと考えたとき、やみくもに褒めても効果はありません。
適切な褒め方やタイミングがあります。
部下のやる気を引き出す褒め方とタイミングを確認していきましょう。
部下のやる気を引き出す褒め方
多くの人は叱られるよりも褒められたほうがやる気がでるものです。
叱ったり注意するだけではなく、なるべく褒め言葉を使うようにしましょう。
このように上司から褒められると部下は、もっと褒められたい、もっと評価されたいとがんばることができるのです。
部下の褒め方とタイミング
部下を褒めるときのタイミングや褒め方も重要です。
このように褒めることが肝心です。
子どもを褒めるみたいですが部下も同じなのです。
良い結果が出た時にすぐに褒める
良い結果が出たときはたださえうれしいものです。
大きな仕事が内定して嬉しいときに誰かに報告したいと思うのが人間の心理です。
営業とて結果を出したときにすぐに褒めてもらえると、さらにうれしさは増すはずです。
具体的に褒める
よかったポイントを具体的に褒められると、見てもらえていると感じてやる気が上がるはずです。
「プレゼン資料がきれいに作れたのが競合と差別化できたんじゃないか」
自分が頑張ったポイントを見ていてもらえると、承認された気がして嬉しいはずです。
個人を褒める
「○○君でなければうまくいかなっただろう」
自分だからうまくいったと上司から評価されるのはうれしいものです。
限定性を使って褒めることも効果的です。
悪い結果のときは過程を褒める
仮に悪い結果であっても褒めれるポイントはあります。
ただでさえ落ち込んでいるのに、追い打ちをかける必要はありません。
悪い結果のときは過程を褒めることも手段の1つです。
感情的に褒める
部下からの報告があったときに、上司が感情的に喜んでくれれば部下もうれしいものです。
ときには感情的に喜びを表現してもよいでしょう。
「よくがんばったな」
満面の笑みで褒めてあげましょう。
よくない褒め方
褒めようと意識しすぎて見当違いになってしまうと、部下もやる気がなくなることがあります。
褒めるだけでは逆効果となることもあります。
褒めるときには褒め方やタイミングを工夫するようにしましょう
部下の褒め方やタイミングのコツ まとめ
部下のやる気を引き出すには褒めることが良いことは分かったはずです。
そして、褒めるときには褒め方やタイミングが重要なのです。
これらを意識して褒めることで、部下のやる気を引き出してみて下さいね。
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