飛び込み営業は相手が法人にしろ個人にしろ、数多く行っても成果が出ず、きついイメージを持っている方は少なくありません。
しかし、実は法人への飛び込み営業には最強の効果が5つあるのです。
法人へ飛び込み営業の効果と注意事項を詳しく確認してみましょう。
飛び込み法人営業の最強効果5つ
法人営業は個人営業と違い、空振りが少ないのが特徴です。
会社に直接訪問することになるので何かしらの収穫が期待できますよ。
法人への飛び込み営業の最強効果を5つ紹介します。
詳しく確認してみましょう。
話を聞いてもらいやすい。
法人への飛び込み営業の最大の効果は電話営業よりも話を聞いてもらいやすいことにあります。
対面して話すことで警戒感を和らげることができますし、担当者に取り次いでもらいやすくなります。
電話営業でアポンイト取ろうとしても、話を聞いてもらえない会社はあるものです。
電話に出る受付が新規営業を全て断るよう指示を受けていれば、電話を突破するのはなかなか困難になります。
事前情報で仕事があることが分かっている場合など、どうしてもその顧客に営業をかけたいのであれば飛び込み営業を検討しましょう。
電話では取り次いでもらえなくても、飛び込み営業をすることで突破口が開けるかもしれません。
>>電話営業でアポを取るコツ!【受付突破編と担当者との会話編】
関係者と挨拶できる
決済の担当者が仮に不在であっても、在社している方でどなたか名刺交換だけでもさせてもらいましょう。
「担当者は外出しています」「今間に合っているようです」と断られて、そのまま引き下がるのではもったいないのです。
決裁の担当者名を確認させてもらい、また後日改めて電話でアポイントを取る上を伝えたうえで、在社しているか方に挨拶させてもらうのです。
直接の担当でなくても、決裁者の情報や普段使っている会社の情報など確認できるかもしれません。
>>決裁者とは?法人営業は決裁者が誰なのかを見抜くことが最も大事!
会社の説明をして「どなたかご挨拶だけでも、、」と粘れば、誰かしら取り次いでくれるはずです。
会社案内と名刺交換だけでも、次の営業の切り口とできるはずですのでお願いししてみましょう。
数多く訪問できる
遠方に営業に行くときなどは、移動に時間がかかりなかなか行けないので1日でなるべく数多く回りたいところです。
アポイントだけで絞っていたら訪問件数は伸ばせません。
そこで、なるべく数多く回るには飛び込み営業が有効です。
アポイントが取れなかった顧客でも当日在社しているかもしませんし、在社している方に営業できれば少し前進できるはずです。
顧客のエリアマップで訪問ルートを描き、数多くまわりましょう。
長時間の移動時間をかけてまでアポイントなしで飛び込み営業をすることは非効率ですが、近場で移動時間をかけなければ、可能な限り飛び込み営業することは有効です。
日々顧客のエリア情報を持ち歩いていると、いつでも近場の営業先を見つけることができます。
顧客のエリアマップを作り、常に持ち歩くことをおすすめします。
隙間時間を有効に使える
全て顧客のアポイントを取って行動するのは困難です。
また、打ち合わせの見込み時間は余裕を持ちますので、どうしても隙間時間ができてしまいがちです。
この隙間時間を飛び込み営業は埋めるのに持ってこいなのです。
喫茶店で時間をつぶしている営業マンは、隙間時間に飛び込み営業を行っている営業マンと比べ、大きな差がついてきます。
喫茶店で使うお金ももったいないと思いませんか?
顧客のエリアマップを持って行動すれば、訪問の絶対数を大幅にあげることがで可能です。
一日の時間には限りがありますので、飛び込み営業を交えて数多く回ると効率的ですよ。
物怖じしなくなる
飛び込み営業はアポイントを取らずに直接訪問するので、無下にされることもありますし話を全く聞いてもらえないこともあります。
また、飛び込み営業の経験がなければ最初勇気がいるかもしれません。
しかし、電話営業同様飛び込み営業も慣れです。
たくさん行なっていくうちに、恥ずかしさや緊張はなくなるはずです。
その経験が強いメンタルを鍛えることに繋がり、ちょっとしたことで物怖じしなくなります。
新人研修の場においては、この物怖じを取り除くために飛び込み営業や誰でもよいので声をかけて名刺交換するなどを行う会社もあります。
必ず慣れてきますので、勇気を持って始めてみましょう。
法人への飛び込み営業の注意点
法人への飛び込み営業には良い効果がたくさん見られましたが、いくつかの注意点もあります。
下記の注意点を理解してから飛び込み営業を行うことをおすすめします。
体力が必要
飛び込み営業は数多く訪問することが大事です。
ただし、1日に10件訪問しようとすればその分移動時間が発生します。
移動は車移動であっても、電車移動であっても移動には多くの時間を費やし体力を使うことになります。
車の運転であれば長時間になりますので、適度の休憩をはさみながら行動することが大切です。
電車移動の場合は歩き時間も必要になりますので、歩きやすい靴を選ぶなどの工夫をしてもよいかもしれませんね。
車移動にしても電車移動にしても体力が必要です。
精神力が必要
飛び込み営業はアポイントを取らずに訪問しているので、冷たい対応をされることもあるものです。
ある程度慣れていきますが、慣れるまでは冷たい対応をされることに嫌気がさす人も少なくありません。
飛び込み営業は訪問前には少し勇気が必要なので緊張もするかもしれません。
毎日行っても成果がでないかもしれません。
これらのストレスに対する精神力が必要です。
不安やストレスを全く感じずに飛び込み営業をできる方は問題ありません。
強い精神力でどんどんやっていけるでしょう。
不安やストレスを感じてしまう方もうまくいかなったことをいちいち振り返らず、ストレスをうまく発散することで飛び込み営業に慣れていきましょう。
飛び込み営業も慣れてしまえば大体のことは大丈夫です。
慣れるまではうまく心のバランスを取ってくださいね。
大手には失礼になることも
大手の会社に営業をかけるときには、事前のアポイントを取ってから訪問しないと失礼になることがあります。
その場で取り次いでもらえないだけでなく、次からの営業にも影響がでるかもしれませんので注意が必要です。
大手の会社の部長クラスになると突然訪問しても、まず相手にしてもらえません。
手順通りアポイントを取ってから営業をかけるか、同会社の人脈からコンタクトを取るようにしたほうが間違いありません。
また、遅すぎる時間なども失礼になります。
会社にもよりますが17時以降の訪問は控えるようにしたほうがよいでしょう。
即効性はあまり期待できない
飛び込み営業は数多く回っても即効性はあまり期待できません。
たくさん餌をまいても反響があるのは数100社に1社かもしれません。
特に、今すぐ顧客が必要としていない商品を営業する場合は、どれだけ回っても反響がないので心が折れてしまう営業もいるのです。
タイミングよく案件がないと営業しても反響を取るのが困難な業種もあります。
「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」ではないですが、とにかく数をまわらないと結果がでないかもしれないということは注意点として理解しておきましょう。
飛び込み法人営業の最強効果5つ まとめ
飛び込み営業は単純に大変というイメージがあるかもしれませんが、法人へ行う場合には5つの効果があることがわかりました。
電話でアポイントを取ってから訪問するほうが商談がしやすいのは間違いありませんが、アポイントがとれない顧客は飛び込まないとコンタクトがとれない場合もあるのです。
会社にずっといても仕事は取れません。
営業は顧客と会うことから始まります。
飛び込み営業はたくさんの会社に訪問することができますので、顧客と会うための手段の一つとしておすすめの手段ですよ。
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