日本株よりも米国株という声が聞こえてきますね。
米国株は右肩上がりを続けていて非常に魅力的ですが、日本株も米国株同様、リーマンショック以降右肩上がりの株価を継続してきました。
日本株と米国株の違いはどこにあるのでしょうか?
日本株と米国株の違いを正しく理解して、今後の運用法を考えてみましょう。
日本株と米国株の5つの違い
日本株よりも米国株といわれるのには、5つの違いを理解しておいた方がよいでしょう。
5つの違いとは下記の通りです。
詳しく解説していきます。
株価は右肩上がりを続けている
米国株が青色・日本株がオレンジ色を示しています。
米国株は波はあるものの伸び続けているのに対し、日本株は平均値を見るとほぼ横ばいです。
この伸び率は市場規模とも連動していて、グローバル企業の多い米国への期待と価値に紐づいています。
この伸び率が米国株への期待となっています。
企業の規模が違う
企業規模が米国は群を抜いています。
「世界時価総額ランキング」で検索して調べてみると、6割以上がアメリカ企業です。
企業規模が大きいということは、それだけ米国企業は世界的に展開している企業が多いということです。
日本人向けに作られたサービスと、世界全体に向けられたサービスでは今後の伸びへの期待も大きく変わります。
規模が大きい企業ほどより大きなビジネス展開ができるのです。
増配企業が多い
増配企業についても日本株と米国株は異なります。
米国株には株主優待のような仕組みがほとんどありません。
その分、配当として株主への還元を行うんですね。
25年間増配している企業は米国では100社以上ありますが、日本株では「花王」だけだそうです。
増配し続ける企業が多いのは魅力的ですね。
人口が増える米国、減る日本
移民や出生率を見ても米国は人口が増える傾向が見られます。
一方、日本は少子高齢化の道を進み、間違いなく人口は今後減少します。
人口が減れば、当然市場は小さくなり優秀な人材も生まれにくくなります。
人口が増えれば増えるほど、市場は大きくなり優秀な人材も増えやすくなります。
未来を想像したときに、どちらの株のほうが有利かは人口分布からも検討がつきますね。
グローバル展開の小さい日本
人口が少ない国はグローバルに企業展開していかないと市場は小さくなるばかりです。
しかし、日本でグローバル展開している会社は減少傾向にあり、世界的に見ると「トヨタ」ですら50位前後です。
日本よりも人口の少ない韓国は「サムスン」のように、早い段階から自国市場から世界市場に切り替えています。
日本は島国ということもあり、閉鎖的な企業が多くグローバル展開が小さい傾向にあるといえるでしょう。
日本株より米国株が稼げるとは限らない
日本株より米国株のほうが未来が明るい感じがしますね。
しかし、米国株も稼げるとは限りません。
リスクや日本株にはない注意点も理解しておきましょう。
目利きが難しい
米国株は目利きが難しいですね。
名前の知らない企業も多いですし、情報収集も難しい傾向にあります。
それでも、上場している代表的な500銘柄(S&P500)を見れば、右肩上がりに株価は上がり続けています。
インデックス投資信託やETFで手堅く投資したり、主要銘柄への投資したりするなら比較的低リスクに運用できるでしょう。
しかし、個別銘柄への投資はかなりの専門知識と目利きが必要になりますので、しっかりと米国株への理解を深めたほうがいいですね。
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為替リスクがある
米国株には為替リスクがあります。
円高になると利益が出ていても損してしまう可能性があるのです。
例えば、1ドル100円が円高で1ドル80円になったとしましょう。
このとき株価がまったく変動していなくても、日本円に換金したときに差額が損失となります。
逆も然りで円安になれば得をする可能性もあるんですけどね。
取引利益だけで考えられないのは注意しておきましょう。
時差に注意
米国市場は日本時間にして23:30~翌6:00(サマータイムは22:30~翌5:00)となります。
取引時間が異なるので、寝て起きたら大暴落!!ということもあり得ないとはいいきれません。
頻繁に値動きを見てキャピタルゲインを狙うような投資は難しいといえます。
中長期的に買いで進める投資が、右肩上がりの市場では有効といえそうです。
指値などをうまく利用して、大きな損をしないように注意しましょう。
日本株より米国株?日本株と米国株の5つの違いから運用法を考えよう!さいごに
日本株よりも米国株のほうが未来が明るいポイントがありますね。
日本株と米国株の違いはしっかりと押さえておきましょう。
その上で投資は自己責任です。
なるべく情報収集をして、リスク分散をしながら投資することが大切です。
米国株投資には確かな魅力があるので勉強していきましょう!
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