決断力のあるリーダーと決断力のないリーダー。
ここにはどのような違いがあるのでしょうか?
身近にいるリーダーや自分自身に置きかえて考えてみてください。
今リーダーに求められる決断力と、決断力をつけるにはどうしたらよいかを考えてみましょう。
リーダーに求められる決断力
決断力のあるリーダーになりたい!
そう思っていてもどんな力が必要なのかわかりにくいものです。
まずはリーダーに求められる決断力とはどんな力なのか考えてみましょう。
決断のスピード
リーダーが決断するときのスピードが遅いと周りは不安になってしまいます。
部下からの相談に対し、すぐに決断して指示ができるリーダーに信頼は集まるものです。
ここでいう決断力はリーダーの知識や経験と相談内容を結び付けて最適解を瞬時に出す力です。
まずは知識や経験が豊富にないと最適解は出てきません。
また、自分の経験と瞬時に結びつける作業にも訓練が必要です。
決断のスピードが早いリーダーは知識や経験が豊富であり、かつその知識や経験と結びつける能力が高いことが求められます。
決断に対する自信
決断力があるリーダーは自信を持って決断します。
その後ろ姿を見て安心する部下もいることでしょう。
決断する背景にはリーダーの知識や経験を基にしたロジックがあります。
決断力のあるリーダーは、なぜその決断をしたかの問いに根拠をつけて説明できるはずです。
そのロジックが決断に対する自信となります。
リーダーに必要な決断力は、その答えに至った理由を探す力でもあるといえるでしょう。
決断したこと正解にする力
どれを選択するが最適解かわからないこともたくさんあります。
それでも決断しなければならないのがリーダーの仕事です。
このときに求められるリーダーの決断力は、最適解を探すことではありません。
決断したことを正解にする力です。
ここからは、リーダーがどのようにして決断したことを正解にさせるかが重要です。
強引にでも正解に導くために、さらに細かく決断していくことが求められます。
決断力のないリーダーの特徴
決断力のないリーダーにはどんな特徴があるでしょうか。
自分や周りのリーダーを見て、反面教師にすべきリーダーも確認しておきましょう。
決断に時間がかかる
決断に時間がかかるリーダーは決断力がありませんね。
小さな相談であれば瞬時に答えを出して欲しいものです。
リーダーは日々多くの決断が求められます。
ここに時間がかかるようでは周りの仕事の流れも悪くなりますし、スピード感がなくなります。
決断に時間がかかりすぎるリーダーは決断のスピードを早める訓練したほうがいいですね。
決断した後も悩む
決断した後に「逆の選択をすればよかったかなぁ」と悩むのは決断力のないリーダーですね。
時間のムダであるだけでなく、周りを不安にさせることになります。
決断したことを正解かどうかよりも、決断したことを正解にさせていくのがリーダーの役目です。
悩む暇があったら、どうやったら決断したことがうまくいくか考え、行動することが大切です。
周りに意見に左右される
決断するときに周りの意見を受けて、意見をコロコロ変えたり迷っているリーダーは決断力がありませんね。
ここで絶対にやってはいけないのが多数決です。
少数派の意見を切り捨てることに繋がりますし、責任の所在が曖昧になってしまいます。
決断することで責任を負うのがリーダーの役目です。
責任から逃げるようなリーダーには誰もついてこなくなります。
決断力をつけるにはどうしたらよい?
さて、リーダーが決断力をつけるにはどうしたらよいでしょうか?
大きく3つ決断力をつける方法があります。
- 自分の資質を知る
- 即座に決断する癖をつける
- 意識的に決断する
詳しく確認していきましょう。
自分の資質を知る
決断力をつけるためにはまず自分の資質を知ることが大切です。
人は無意識化でいくつもの選択をしているわけですが、無意識の中に自分の判断基準があります。
この判断基準を知ることで自分の強みと弱みを理解することができます。
リーダーは自己分析をして、自分の資質を理解することから始めたほうがよいでしょう。
リクナビNEXT>>グッドポイント診断
ミイダス>>コンピテンシー診断
会員登録だけで簡単に自分の強みを知ることができます。
実際に試してみましたが、自分の資質をつかむことができました。
即座に決断する癖をつける
決断力をつけるには小さな相談から意識的にスピードを意識して決断することが大切です。
どちらにしても大丈夫な決断には直感的に即座に決断していきいましょう。
多くの場合、直感的にした決断も悩んだ末に出した決断も答えは変わりません。
どちらにしても同じ答えになるなら、スピードにこだわった方がよいですね。
即座に決断することは、自分の知識や経験で似たようなケースと相談内容を即座に繋げる作業です。
最適解に結びつける訓練をたくさんすることで、決断力は高まっていきます。
決断力をつけるには数をこなして訓練することで成長しますよ。
意識的に決断する
大きな決断の際にはよく考えて決断することも時として必要です。
よく考えて決断することも訓練しておかないと、いざという大きな決断ができなくなります。
リーダーは日頃から無意識の決断だけでなく、あえて意識的に決断することも訓練しておいた方がよいですね。
朝ごはんを何にするか?今日はどのネクタイにするか?
こんなちょっとした無意識に選択していることを、意識的に決断することも訓練になります。
日々意識的に決断する訓練をしていると、難しい問題に直面したときも意識的に決断することができるようになるはずです。
決断力をつけるには意識的に決断する癖をつけておくことも大切ですよ。
リーダーに求められる決断力 まとめ
リーダーに求められる決断力は大きくわけて下記の3つです。
- 決断のスピード
- 決断の自信
- 決断したことを正解にする力
決断力は訓練で伸ばすことができます。
自分の資質を理解して、決断力を高める訓練をしていきましょう。