上司と部下の関係がうまくいっていない組織は非常に弱い組織です。
上司からすると指示に従わない部下に不満。
部下からすると納得のいかない指示には従いたくありません。
上司と部下が正しい上下関係を構築して、信頼し合える最も良い状態について考えてみましょう。
上司と部下の正しい上下関係とは?
●上司の指示に部下がすぐ行動する。
●部下が上司を信頼して指示に従う。
このような状態が上司と部下の関係で最も良い状態といえます。
お互いが信頼し合って指示に従う。
このような正しい上下関係の在り方を考えてみましょう。
上司目線で見る良い部下
上司から見る良い部下とはどんな部下でしょうか?
信頼できる部下が良い部下といえます。
信頼できる部下はこれらのことができる部下といえます。
特に指示事項をすぐ行えるかどうかが信頼に大きく関わります。
部下目線で見る良い上司
部下目線で見る良い上司とはどんな上司でしょうか?
信頼される上司が良い上司といえます。
このようなに上司に部下はついていきたいと思うのものです。
上司と部下の関係を正しく構築する方法
上司と部下の上下関係を正しく構築するにはどのようにすればよいでしょうか?
これの多くは上司の在り方で決定されるものです。
上司の方はこれらができているかをよく確認してみてください。
評価者と被評価者である理解
上司と部下とは評価者と被評価者の関係にあります。
評価者である上司の査定が悪ければ必然的に給与は上がりません。
つまり何もしなくても上下関係というのは生まれているのです。
指示に反発したり、忘れて後回しにしたりしてしまう部下は評価されないということです。
この関係を理解していれば無理に従わせようと厳しく指導する必要はありません。
暗に評価に関わるということが控えていることが、お互い理解されていれば上司の指示の重要性を理解できるはずです。
挨拶を徹底する
上司と部下の関係において挨拶が最も大事なコミュニケーションです。
「おはようございます」という挨拶一つとっても意外とバラつきがあるはずです。
- 声の大きさ
- 声のトーン
- 態度
- 姿勢
- 気づいてすぐ発声できるか
挨拶は当たり前のことですが、この挨拶をなあなあにしている組織はうまく機能しにくい組織となりがちです。
上司が挨拶を徹底している組織の部下は上司の指示に従います。
高校の野球部を想像してみてください。
監督に挨拶をなあなあにしているチームが優勝できることはまずないでしょう。
挨拶だけはできなければその都度でも是正させることです。
挨拶は上司の指示をすぐ実行する部下を育成する第一歩なのです。
信頼して任せる
部下に信頼して任せることで、上司と部下の関係は深まります。
「上司から信頼されている」と部下が感じられると、自分が認められていると感じることができるからです。
部下に任せるときにはこのように任せて信頼関係を深めましょう。
⇩部下への正しい任せ方はこちら!
認めて褒める
上司は部下に任せた結果、成果を上げることができたときには認めて褒めるようにしましょう。
正しく評価し、認めて褒めることで部下のモチベーションは上がります。
認めて褒められることで部下は上司のことをさらに信頼します。
この流れがうまくできないと正しい上下関係は構築できません。
がんばって成果を出したのに評価してもらえなと、部下はがっかりしてモチベーションが下がります。
特に営業職は数字という結果を出したのに評価してもらえないとやる気を失います。
認めて褒めことを忘れないようにしましょう。
⇩上司は部下のモチベーションを上げる工夫をしましょう!
上司が率先する
上司と部下の関係を作る上で、リーダーである上司が口だけで成果を出していないようだと正しい関係は作れません。
上司が率先して行動し、上司の行動や背中を見て部下はついていこうと感じるのです。
年功序列の会社で社歴が長いだけの管理職。
目に見える成果の出ていない、そんな上司の指示に誰が従うでしょうか?
上司が目に見える成果を出して、率先して動くからこそ部下はついてきます。
リーダーである自覚を持った行動をしましょう。
上司が責任を取る
部下の責任は上司の責任です。
「知らなかった」「自分でどうにかしろ!」というような上司に部下はついてきません。
信頼して任せた結果、クレームやトラブルが発生した場合には上司自らがフォローに当たらねばなりません。
「失敗したら俺が責任とるから思い切りやれ」
このくらいの気持ちで押し出してくれる上司だからこそ、部下は上司を信頼して指示に従うのです。
最後責任逃れをするような上司の指示には従いません。
正しい上下関係には上司が責任を取る覚悟が必要です。
上司と部下の関係で最も良い状態
上司と部下の関係で最も良い状態。
●上司の指示に部下がすぐ行動する。
●部下が上司を信頼して指示に従う。
これが実践されるとどうなるでしょうか?
上司の指示に部下がすぐ行動する
多くの場合、上司は経験と実績を買われ役職についています。
優秀な上司の指示に従ったほうが組織は結果を出すことができます。
正しい優先順序がつけれていない部下に対し、優先順序の見直しをしたうえで上司は指示を出しています。
正確に部下の業務状況を把握した上での指示は、部下の優劣よりも勝っているのです。
部下の優劣が間違っているため指示をしているのに、部下が自分の優劣のほうが正しいと後回しにしたり、反発したりすることで組織はうまくいなかいのです。
上司と部下の正しい上下関係ができていると、他に抱えている業務は差し置いてでも最優先で上司の指示に取り組みます。
目の前で指示事項を実践する姿を見て上司は安心します。
さらに部下への信頼が増していくのです。
そして、経験と実績からくる優秀な上司の指示をすぐ実施することで結果が伴うはずです。
仕事のスピードアップや精度を高めることに繋がっていくのです。
部下が上司を信頼して指示に従う
信頼できる上司であれば部下も上司の指示に従います。
それには正しい上下関係の構築が必要です。
部下からすると自分のほうがもっと良い方法がある、もっとこっちの仕事をしなければ回らないと勝手に判断しています。
「それを状況もわからずに指示してくるな」
このような気持が潜在的にでてしまい、結果指示に従わないのです。
また、指示されたことの重要性を理解できない部下もいます。
正しい上下関係を構築して、目の前ですぐに行動できる部下にしましょう。
仕事の正しい優劣の付け方が身に付き、結果が出るようになります。
スピードアップや精度を高めることに繋がります。
優秀な上司の下であれば、無条件で上司に従える部下が優秀な部下なのです。
上司と部下の正しい上下関係 まとめ
上司と部下の関係で最も良い状態である正しい上下関係を構築することが大切です。
●上司の指示に部下がすぐ行動する
●部下が上司を信頼して指示に従う
これが実践される組織づくりを上司はしていきましょう。
正しい上下関係を構築するためには下記のことが必要です。
これらのことを意識して正しい上下関係の構築に取り組んでくださいね。
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