FSV話法をご存じですか?
FSV話法とはFact(事実)Scene(場面)Value(価値)の頭文字を取った言葉で、できる営業マンは知っている営業トークテクニックのひとつです。
今回は営業トークで使えるFSV話法のメリットと具体例を紹介します。
FSV話法とは
FSV話法とは営業トークテクニックのひとつです。
〇Fact(事実)
実際の商品やサービスを見せることで実際に確認してもらう
〇Scene(場面)
顧客が利用している場面を想像させる
〇Value(価値)
商品やサービスが提供する価値を伝える
Fact→Scene→Valueと順番に話すことで、顧客の商品利用イメージを固め購買に繋げるのがFSV話法です。
FSV話法のメリット
FSV話法にはメリットがあります。
営業マンはメリットをつかんで取り入れていきましょう。
興味を引き出せる
商品やサービスを見せるFact(事実)で終わってしまうと、顧客に価値判断を委ねることになります。
興味がない人には興味がないまま終わってしまいますので、ビジネスチャンスを逃してしまいます。
しかし、FSV話法をうまく使うと興味を持っていなかった人の興味を引き出すことができます。
必要ないと思っていた物でも欲しくなってしまうんです。
購入時のイメージができる
FSV話法を使うと購入時のイメージを沸かせることができます。
実際の商品を利用してみたときのメリットがわかり、価値がわかります。
利用イメージを具体的にさせることで、特に興味がないと思っていた商品も買うか買わないかの判断基準に乗せることが可能です。
場面に応じた価値を想像させることが購買確率を上げていきいます。
クロージングに繋がる
FSV話法はクロージングにも繋がります。
興味を持っていた顧客に使えば、具体的な利用イメージを生み出し購買意欲が湧いてくるからです。
どんな場面でどのような価値があるのか、生活とリンクさせたときに具体性が強いほど購買意欲は湧いてきます。
最後の一押しは顧客にサービス利用時のイメージをさせることです。
FSV話法は実商品だけで購買後の想像をさせることができます。
FSV話法の具体例
FSV話法を用いた会話の具体例をみてみましょう。
自分の業界に転用すれば、営業トークとして使える部分があるはずですよ。
戸建て営業の具体例
この家は日当たりの良いLDKが売りなんですよ。(事実)
でも、こんなに広いLDK使いきれるかしら
ご家族が増えたときのことを想像してみて下さい。
この広いLDKなら10人いてもゆったりしますよ。(場面)
家族が増えるかもしれないし、親族も呼べそうだね。
LDKの居心地がよいと家族一緒にいる時間が増えますね。
ホームパーティでお客様を呼べる家にもできますよ。(価値)
戸建て営業は実際に現物の建物を見せるのでイメージさせやすいですね。
新車営業の具体例
この車は7人乗りで両側自動スライドドアで段差が低いのが特徴です。(事実)
両側自動スライドドアである必要あるかしら
荷物を持っているときやお子さんを抱っこしているとき、
自動ドアじゃないと意外と不便なんですよ。(場面)
確かに駐車場でわざわざぐるっと回るのは面倒だなぁ。
おふくろも足がわるくなってきたし。
お父様やお母様の負担を軽減する作りになっています。
段差も低いので乗り降りも安心ですよ。(価値)
新車の営業マンも利用状況を想像させるポイントがたくさんありますね。
テレビショッピングの具体例
今日紹介するのはこちらの掃除機です!(事実)
普通の掃除機に見えますがどう違うんですか
こぼしてしまった醤油で困ったことがありませんか?
この掃除機はこぼした醤油まできれいに拭き取れるんです!(場面)
すごい!本当に拭き取れていますね。
サイクロン式なので醤油まで拭き取る強力な吸引力も落ちません。
それなのに値段は・・(価値)
テレビショッピングはFSV話法の宝庫ですね。
営業マンは実に勉強になるはずです。
困ったことを解決する場面を実演するのでついついほしくなってしまうのは、FSV話法も絡んでいるからなんですよ。
FSV話法とは?営業トークで使えるFSV話法のメリットと具体例まとめ
FSV話法とは、 FSV話法とはFact(事実)Scene(場面)Value(価値) を順に説明することで、興味を持たせ購買意欲を駆り立てるセールストーク術です。
知らぬ間にハマっているかもしれませんね。
営業マンは意識的に行うことで顧客へのアプローチの幅が広がります。
利用状況をより具体的にイメージさせるのがポイントです。
FSV話法をうまく使って、顧客の興味を引き寄せましょう。