「定時で帰る」を営業管理職が部下の立場で客観的に考えてみる

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マイレポート

令和元年9月30日(月)より、仕事を「定時で帰る」宣言しました。

さて、一方的に定時で帰ることにしたのですが部下はどう思っているのでしょう?

本当はどう思っているかは本人にしか知る由もありませんが、

勝手に考える分には構わないはずです。

⇩「定時で帰ることになった理由や経緯については、まずはこちらをご覧ください。

「定時で帰る」を営業管理職が継続するとどうなるかを検証します!
毎日忙しく残業ばかりしていた営業管理職が急に「これからま毎日定時で帰る」と宣言。「定時で帰る」を継続するとどうなるでしょう?完全フルドキュメント。「定時で帰る」身をもって実行することで会社や家庭がどうなっていくのかを検証します。

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働き難くなると考える点

僕が帰った後、社内ではどんな話をしているでしょう?

意外と無関心な部下たちです。

営業好きな部下たちです。

あまり悪口は言っていないと思います。

言っていないと信じています。

残業しながらマイナス面について、会話しているとしたらこんな感じでしょうか。

●「夜いないから聞きたいことがあるときにすぐ聞けないよな」

●「俺たちのが忙しいっておかしくない?」

●「これで全体の数字が下がったらどうするんだ?」

●「課長がいないと下ネタが少ないよな」

働き難くなっている点があるとしたら申し訳ないけど、どれもこれも改善できるはずです。

一緒に考えていきましょう。

聞きたいことがあってもすぐ聞けない

分からないことに対する答えはすぐに欲しい。

自分でまず調べろ」なんて指摘もあるけど、

「聞いた方が手っ取り早い

調べた上でも確認のためにどうせ聞くし。

前者は知識をつける上では重要だし、後者はスピード感がある。

どっちが良いかの議論は置いといて、

レスポンスのスピードは早ければ早いほどよい。

そして、残業して事務作業をしている時間というのは、往々にしてわからないことが出てくる。

今まではそこにいた課長がいないと自分で調べるか連絡するしかない。

課長がいればすぐ聞けて早いのに。

電話はさすがに悪いからできないから、自分で調べるか。

解決案

僕がいつ会社にいるかは常にカレンダーで共有しています。

僕がいるときに質問できるように仕事の全体像を把握しておきましょう。

資料の読み込みや業務リストの整理で質問したいことは整理できるはずです。

急ぎのことであればどんな時間でも対応します。

メールを入れてくれれば翌朝早くに回答します。

残業して行っているほとんどのことは翌朝でも間に合いますよ。

多少の不公平感を感じる

俺は予算1,000万円で月に50案件抱えていて残業している。

俺らが一番忙しいでしょ。

課長は予算500万円で月に20案件程度だし

予算は毎年上がっていくし。

課長は全体予算だけで残業しないってズルくない?

会社に居るときは忙しそうだけど、定時で帰れる仕事量なのかな?

頑張るのは俺らで課長は俺らを頑張らせるだけ。

俺らが頑張ってるから予算が達成されて、課長が評価されてるってことは分かってほしい。

解決案

頑張った結果は評価しています。給与で反映されていますよね。

そして、予算達成している君たちのおかげで僕は評価してもらっています。

確かに、営業実務をたくさんこなす方が物理的な忙しさはあるかもしません。

ただ、今僕がすべきことは

働きやすい仕組づくり

手つかずの新しい市場開拓

組織の強化

だと思っていて、在社していない時間でできることもたくさんあります。

今、誰にでもできる事務作業は全て頼める体制づくりを進めています。

係長を中心に事務作業の強化と効率化、営業実務の分散も並行しています。

個々のさばく能力向上もサポートしていきます。

君たちも数字を上げながら「定時で帰れる」会社にしていきましょう。

数字が落ちたら責任を取ってほしい

「予算、予算」っていうけど予算達成できなかったら、定時で帰る課長に責任があるんじゃないか?

課長がプレイヤーとしてももっと仕事を取ればいいし。

全体の予算より、自分自身の予算達成が大事だし。

解決案

定時で帰ることで数字が出せないなら、管理職として責任は取らなければなりませんね。

会社が管理職に適していないと判断するなら仕方がないし、部下から支持されないなら仕方がないです。

ただ、そうならないように数字を出すための工夫は常にしていきます。

皆が働きやすい環境にすることで、もっとモチベーションを上げることができるようにしたいと思います。

僕との楽しい馬鹿話の時間が減る

課長がいないから下ネタ言う人がいなくなったね。

残業しながらの営業トーク楽しかったのにね。

男5人で馬鹿話。

残業しているとダラダラしてきて始まる。

会社への愚痴だったり

会社の今後について真剣に話したり

ちょっと寂しいですね。

解決案

会社を定時にあがると残業しながらのくだらない話は減ってしまいましたね。

あのナチュラルハイな感じは残業してたからかもしれません。

タバコを止めたときも、タバコ中の会話が減って僕も少し寂しい気がしました。

一緒に同行営業したり、昼時に一緒のときには昼ごはんにいきましょう。

昼から下ネタはあれだけど、

会社での私語のし過ぎはあれだけど、

ほどよく気分転換に私語は大丈夫です。

働きやすくなると考える点

帰りたいときに帰れる

課長が会社にいると帰り難いときもあったけど、それはなくなったよね。

帰り際忙しそうだから、

「何か手伝いましょうか」

「ごめん、これ手伝ってもらっていい?」

なんて、気を使ったりして遅くなることはもうない。

帰りたいときに帰れるようになった。

やることやったら早く帰ろう。

一言コメント

上司が残業しているから帰り難い」

ということはもうありません。

元々直帰も認めていたし何も言わなかったけど、上司がいれば多少気にかかってしまいますよね。

僕だって上司である支店長がいればそうです。

居るだけで多少気を遣います。

やることをやったら帰ってください。

定時で帰って高給取りになれる見本

定時で帰って高給取りって楽な仕事だよね。

仕事中は忙しそうだけどさ。

俺も時間通りで働いて高給取りにになれるなら、

俺も管理職になりたいな

一言コメント

他所の会社では激務過ぎる管理職を見て、管理職にはなりたくないと思っている人もいます。

目指す場所があった方がモチベーションがあがります。

定時で帰れる管理職はよいですよ。

早くここまで来てください。

有給も取りやすくなる

管理職が定時で帰るんだから有給取ったってよいよね。

自分の権利だし。

数字で黙らせればよいんでしょ?

予算は絶対達成させますよ。

だから有給は取らせてもらいますよ。

一言コメント

「定時で帰る」宣言の後

2人も有給申請が出てくるとは驚きました。

勿論有給は権利です。

数字で僕を黙らせてください。

申請しやすい雰囲気は作っておきます。

僕自身も子どもが平日休みの機会があれば、

使ってみたいと思います。

有給の理由は聞きません。

自由に使ってください。

業務効率を考える

課長は実績を出しながら、どうやってさばいているのかな?

いつも段取りがよいよな。ずっと指示を出しているな。

良いとこ盗んでいこう。

一言コメント

仕事は段取りで8割は決まります。

  • 業務のリスト化
  • 期日の確認と優先順位
  • 逆算したスケジューリング
  • 頼むことを整理して誰かにやらせる

定時に帰れる工夫をしていますので良いところは盗んで下さい。

良いところは盗んで下さい。

最後に

僕自身が定時で帰る僕のような上司がいたら?

と部下の気持ちになって考えてみました。

自分で言うのもあれですが

働きやすそうな気がします。

ときどき誰かの立場に立って考えてみます。

すると、なかなか気づけなかった問題点や良い点が見つかることがあります。

相手の気持ちを考えることでもっとよい組織づくりをしていきたいと思います。

 

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「定時で帰る」を1か月継続した結果については、こちらの記事ご覧ください。

「定時で帰る」を営業管理職が1か月継続してみた結果と率直な感想
営業管理職が「定時で帰る」ことを継続して1か月が経過しました。定時で帰るためにどのようなことを工夫したのか?継続した結果、会社や自分はどうなったのか?この1か月を振り返りその結果と率直な感想を述べてみたいと思います。