新型コロナウィルスの蔓延により対面営業が制限されています。
テレワークへの変化もあり、オンラインでの打ち合わせも行われるようになってきました。
名刺交換も対面で行なえない以上代替手段が次々と開発されています。
名刺交換はコロナでなくなるのか?
考えてみましょう。
名刺交換の意義
名刺交換はそもそもなぜ行われるのでしょう。
名刺交換の意義から確認していきましょう。
その場で名前が忘れない
初めてあった人と自己紹介をしあったときに、名刺交換をしなかったらどうでしょう?
名前を忘れてしまうときがありますよね。
それがビジネスの場において、一度聞いた名前を忘れてしまうのは失礼にあたります。
「もう一度お名前お伺いできますか?」
なんて言えません。
初対面の打ち合わせの際に、その場で名前を確認できる名刺はやはり便利です。
あとからでも連絡先が確認できる
名刺交換をすれば後からでも連絡先が確認できます。
- 会社名
- 役職
- 名前
- 電話番号
- FAX番号
- メールアドレス
これらの情報を紙一枚で取得できるのが名刺です。
しかし、スマホのアプリでも名刺を取り込めば可能になってきています。
名刺ファイルで管理するよりも電子上で管理するほうが楽な時代です。
連絡先の確認という意味合いでの名刺の価値は薄れてきているといえそうです。
ビジネスマナーが確認できる
名刺には裏の意義が隠されています。
それはビジネスマナーの確認です。
名刺の出し方、受け取り方、並べ方などで相手のビジネスマナーがうかがえます。
名刺交換はビジネスのスタートであり基本です。
顧客も営業マンがどんな相手なのかを確認しようと観察しています。
名刺交換の目的は名前や連絡先の交換だけではないのです。
名刺交換はコロナでなくなるか?
対面営業が新型コロナウィルスの影響で制限されている中、名刺交換の慣習はどうなっていくのでしょうか?
>>対面営業の時代は終わるのか?メリット・デメリットと今後の営業スタイル
名刺交換はコロナでなくなるかを考えてみましょう。
名前や連絡先は記録したら不要
名刺の目的の1つである名前や連絡先は、スマホで取り込めば電子上で管理することが可能になっています。
対面営業の場での確認はまだ難しい部分がありますが、後での確認は紙として残しておく必要はなくなっています。
>>ペーパーレス化の障害とコツ。リモートワークだからこそ推進しよう
むしろ、紙としての名刺は数が増えるほど管理は困難になり、スペースも占有します。
多くの営業マンが名刺管理を電子上に切り替えてきています。
つまり、名刺交換の目的の1つであった名前や連絡先の確認は、コロナでなくなってもよいものとなってきています。
相手が出すからには必要
名刺交換という営業の慣習は、対面営業の際は必須の慣習といえます。
ビジネスマナーとして、初めて会った際には名刺交換からビジネスは始まります。
仮に自分が相手の名刺がいらなくても、相手が出そうとしているのに自分が出さないわけにはいきませんよね。
名刺交換にはビジネスマナーとしての役割もあるのです。
相手が名刺を出すからには自分も出さなければなりません。
これはコロナが終息した後も変わらないはずです。
新しい慣習が流通するとわからない。
コロナと共存する時代に新しい慣習が生まれるかもしれません。
>>ウィズコロナとは?アフターコロナよりウィズ(with)の働き方を考えよう
例えば、スマホのQRコードで名刺交換が済まされるようなアプリ開発は今も進んでいます。
電話やメールの交換がLINEの登場により、LINE交換も普通になりました。
LINEが通信業界の革新だったように、新たな慣習が名刺交換に代わるものとして生まれてくることは間違いありません。
これらの新しい慣習が名刺交換に代わることが、日本の普通になれば名刺がなくなっていくことも考えられます。
ただし、新しい慣習を古い世代が受け入れるのか?
相手に合わせなければいけないのが営業です。
顧客側が求めるかどうか?
変化に対応するのは自分だけではできません。
しかし、新しい慣習が流通した場合、名刺の今後も大きく変わっていく可能性があります。
まとめ 名刺交換はコロナでもなくならない
新型コロナウィルスにより、多くの新しいサービスやモノが生まれ、古いものがなくなっていきます。
そんな中名刺は対面営業が制限され、使われることは少なくなってくることは予想されます。
しかし、名刺に代わる新しい慣習が生まれない限り、相手に合わせることになるのでまだまだコロナ終息後は名刺交換の文化は残りそうです。
ただ、在宅勤務で会社にある名刺を確認するようなことは手間でしかありません。
紙の名刺としての保存は、コロナによりますます不要なものとなっていくでしょう。
新型コロナウィルスにより時代の変化はますます加速していきますので、新しい文化を注視していくことが大切そうですね。