Fix(フィックス)という言葉をご存知でしょうか?。
会議の場で出た「フィックス」という言葉にキョトンとしてしまった方も少なくないはずです。
また、今さら誰にも聞けずに、よくわからないまま答えてしまっている方もいるでしょう。
ここでは、ビジネスの場で使われるフィックすの意味と使い方についてご説明したいと思います。
Fix(フィックス)とは
Fix(フィックス)とはどういう意味でしょうか?
Fixの意味を確認するためにまずは語源から確認してみましょう。
Fix(フィックス)の語源
Fix(フィックス)の語源となるのは英語です。
Fixは「固定させる」「決定する」「確定する」「修正する」「調整する」「完了する」という意味を持っています。
ビジネスシーンでもこれらの意味を含んで使われます。
ちなみにはめ殺しの窓を「Fix窓」とも呼びます。
固定してあり開け閉めができない窓のことです。
ビジネスシーンではない英語としての意味も把握しておきましょう。
ビジネスシーンで使われるFix(フィックス)の意味
ビジネスシーンで使われるFix(フィックス)の意味について確認していきましょう。
Fixは「決定する」「調整する」「完了する」が最も意味合いとして使われます。
- 最終見積でFix(フィックス)した
- スケジュールがFix(フィックス)した
- 修正書類がFix(フィックス)した
ここでFixを「決定」「調整」「完了」などと置き換えてみるとわかりやすいですね。
日本語英語でよく上司から部下への質問、部下から上司への報告の場面で使われます。
日本語に置き換えてみてみると、意味が分からなくてキョトンとすることもなくなりますね。
Fix(フィックス)って実際に使われているの?
営業の世界では、Fix(フィックス)はときどき使われる言葉です。
金額の合意が取れたときの報告などで使われます。
しかし、他の日本語で代用できることでもあります。
外資系企業などのほうがよく使われているかもしれませんね。
相手が知っている前提で使うのではなく、相手が使ってきたときに理解できればよいでしょう。
Fix(フィックス)を使ってみよう!
実際のビジネスシーンで、Fix(フィックス)がどのように使われているか確認してみましょう。
わかりやすく会話例でご紹介します。
Fix(フィックス)を使った会話例
まずは見積や金額にかかわるFixの例です。
A社に出してた見積だけどFix(フィックス)した?
最終値引きして100万でFix(フィックス)しました。
ここでは金額が最終決定したという意味合いで使われています。
次にスケジュール報告の場面です。
A社との打ち合わせですが、来週の金曜日でFix(フィックス)しました。
了解。しっかり準備していこう。
ここでは調整・決定したという意味合いに使われています。
次に書類修正の場面です。
A社から相談されていた書類だけどFix(フィックス)した?
修正提出の上確認してもらいFix(フィックス)しました。
ここでは修正・決定というような意味合いで使われています。
会話例で見てみるとわかりやすいですね。
Fix(フィックス)は社内用語で使う
Fix(フィックス)は基本的に対顧客に対して使う言葉ではありません。
基本的には社内用語として使われる言葉です。
多くの場合、上司への報告の場や上司から部下への質問の場で使われます。
特に上司からの質問にキョトンであったり、部下から受けた報告にキョトンであっては少し恥ずかしいかもしれません。
しっかりと意味を理解しておきたいですね。
Fix(フィックス)は無理に使わなくてよい
Fix(フィックス)は相手が使ってきたときに理解できていれば問題ありません。
自ら使わなくても他の日本語で代用することができます。
「決定」「調整」「完了」という言葉で置き換えれば、意味は通じますので無理に使わなくても大丈夫です。
自分が知っているから相手も知っていると思って使うのもよくありませんね。
わざわざFix(フィックス)の言葉を使うとイヤらしく聞こえることもありますので使い方には注意しましょう。
Fix(フィックス)の意味と使い方 まとめ
ビジネスシーンで使われるフィックスは、その前後の文脈で若干違うニュアンスで使われることがあります。
「決定」「調整」「完了」といった言葉で置き換えて、適切なものを当てはめれば問題ありません。
また、基本的には社内で使われるビジネス用語です。
場面ごとに使い分けて、正しく意味を読み取れるようにしましょう。