年賀状は営業にもはや有効ではない?営業効果が期待できる場合とは

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営業

営業が顧客に送る年賀状。

思考停止して送っていませんか?

もはや年賀状は営業効果の期待できるツールではなくなってきています。

年賀状が営業に有効ではない理由と、営業効果が期待できる場合を解説します。

ダメな営業年賀状の例と合わせて確認してみましょう。

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年賀状は営業にもはや有効ではない!

年賀状は古くから営業ツールとしても使われてきました。

しかし今、年賀状は営業にもはや有効な手段とはいえなくなっています。

年賀状が営業効果がなくなった理由を確認してみましょう。

営業年賀状はいらない

自分が顧客の立場で営業の年賀状もらってうれしいですか?

保険会社からもらう年賀状に、また何か相談しようと思いますでしょうか?

 

自分が顧客の立場になって考えてみると、うれしいともまた次相談しようともなかなか思わないはずです。

届いているなと一瞥して、その年賀状は二度と見ることはないかもしれません。

 

営業年賀状の効果はその程度です。

会社は営業効果を期待して顧客に出させようとするかもしれませんが、有効な営業ツールとはもはやいえません。

むしろ返信する必要性がある場合は、煩わしいとすら思われる可能性があるのです。

BtoB営業では効果は期待できない

BtoB営業(対法人営業)においての年賀状効果はさらに薄くなっています。

>>BtoB営業とBtoC営業の違いとは?【分かりやすい比較表付き】

 

多くの会社では正月三が日は休みのため、最初の出勤日に年賀状を確認することになります。

年始のタイミングは逃しているのですね

 

年の初めに会社に来て年賀状が届いているのを確認しても、ゴミか抽選確認用の束にまとめられるだけです。

年賀状がきていたから次の発注を検討しようという発想にもなかなか繋がりません。

BtoB営業の場においても年賀状営業は年々減少しています。

時代とマッチしていない

年賀状を出すのが当たり前の時代では、年賀状を出さないと失礼に当たることがありました。

年賀状が営業において当たり前であり、スマホやメールが発達していない時代の常識だったんですね。

 

その当時は年賀状は営業ツールとして流通していましたから、出さない選択肢はありませんでしたし、可能な限り多く出すことを求められました。

 

しかし、時代の変化と共に年賀状の文化はビジネスの場においても廃れていきます。

ペーパーレスが叫ばれる時代に年賀状は捨てにくい紙文化です。

スマホが普及してテレフォンカードがなくなったように、年賀状も時代に合っていない文化といえるかもしれません。

ダメな営業の年賀状例

営業が送る年賀状はただでさえ効果が薄くなっています。

それに追い打ちをかけるように営業マンがやりがちなダメな年賀状があります。

ダメな営業の年賀状例をご紹介しましょう。

会社のプリントのみ

会社から支給される社名入りの年賀状。

見た目も一瞥すればいいようなプリントがしてあるだけなはずです

 

年末ぎりぎりに宛名印刷で名前をプリンターで印字して大量に送る。

ただただ送る年賀状に効果はありません。

 

顧客は○○社から届いたんだと一瞬思うだけで、すぐに忘れてしまうことでしょう。

手書きやプリントの工夫がない年賀状は読まれもしないので、ただ送るだけの年賀状はダメですね。

役職や名前の不備

毎年同じ年賀状の宛名リストを転用して、宛名印刷をしている人も多いでしょう。

宛名の入力も時間がかかるので、営業事務などに入力を依頼するはずです。

 

ここで起こりがちなのは役職や名前の不備です。

入力ミスは誰にでも起こりますが、特に名前の不備は失礼になりますので必ずチェックするようにしましょう。

役職も毎年転用していれば新しい役職に変わっている可能性もあります。

 

不備のある年賀状は、営業的にマイナスの印象を与えることになりますので注意して下さいね。

年賀状作りに時間を費やす

営業年賀状にはあまり効果がないので、時間をかけすぎるのも問題です。

宛名リストの作成を自分で行うのも無駄ですし、手書きの一言も枚数が多ければ時間がかかります。

かといって雑な字で手書きしたところで逆効果です。

 

年賀状作りにかける時間は無理のない範囲としておきたいところです。

手書きの一言を集中して数枚に書く程度にとどまるようにして、ムダな時間が多くならないようにしましょう。

年賀状による営業効果が期待できる場合とは?

年賀状による営業効果はまったくないわけではありません。

手紙のやりとりが少なくなった今だからこそ、年配の方を中心に年賀状のありがたみを感じることもあるはずです。

年賀状による営業効果が期待できる場合を考えてみましょう。

手書きの一言で心を込める

何も書かない年賀状は論外ですが、手書きで一言添えるなら効果は期待できます。

手書きに込められた思いは伝わるものです。

 

その分、文字に心を込めなければ伝わりません。

殴り書きで一言書いたところで文字を見れば、どんな気持ちで書いたかはわかるものです。

 

丁寧にしっかりと書いた文字を見て、また今年も仕事をこの営業マンに託そうと思ってもらえるかもしれません。

手書きで心を込めて書くチャンスが年賀状にはあるのです。

対個人営業には効果があるかも

対法人営業には効果が期待できない年賀状ですが、対個人営業には効果が期待できる場合があります。

 

金融・保険・車・不動産などの対個人向け営業で、取引が一度きりというわけではないのであれば、年賀状は効果があるかもしれません。

 

法人の場合、会社に送ったところで三が日は過ぎています。

対個人の場合は友人などからの年賀状に交じって年始に自宅に届きます。

 

心のこもった年賀状は営業マンからであっても印象に残るでしょう

喜んでもらえそうなお客さんを選別して送るのは効果がありそうです。

 

思い出してもらえるかも

年賀状はDMと同様、忘れられているお客さんには営業効果があるかもしれません。

法人であればいつもお世話になっているお客さんよりも、当分仕事のないお客さんにこそ送ってみてもよいでしょう。

 

年賀状が届いたことで思い出して、もう一度見積を取ってみようと思ってもらえればラッキーです。

年賀状が直接的に見積依頼のトリガーになることは稀にですがあります。

 

年賀状を送る顧客の選別がやはり重要になりますね。

年賀状の営業効果 まとめ

営業用の年賀状の効果はスマホやメールの普及により年々下がっています。

特に法人営業の場における効果はかなり薄いものといえるでしょう。

たくさん年賀状をバラまくことが正解だった時代はもう終わっています。

 

効果の期待できる顧客を選別して、心を込めた一言を添えて送る。

これこそが年賀状の営業効果として期待できる唯一の手段です。

営業マンは年賀状の在り方をもう一度よく考えて送るようにしましょう。